松山英樹が19年初戦へ アマチュア・金谷拓実は米ツアーデビュー
2016年 ウィンダム選手権
期間:08/18〜08/21 場所:セッジフィールドCC(ノースカロライナ州)
松山英樹は今季7度目のトップ10 自己最高ランクでプレーオフシリーズへ
ノースカロライナ州のセッジフィールドCCで行われた「ウィンダム選手権」最終日。6位タイから出た松山英樹は4バーディ、1ボギーの「67」(パー70)で回り、通算15アンダーとして3位タイでフィニッシュした。レギュラーシーズン最終戦を今季7回目のトップ10フィニッシュで締めくくり、次週から始まるプレーオフシリーズに臨む。
最後までショット、パットの内容に口をすぼめながらも、松山はあと一歩で優勝争いとなる位置でプレーした。序盤2番で下りの8mを流し込んで最初のバーディ。11番までにさらに2つ決めたが、14番でカラーからパターでの3打目を1.5mオーバーさせ、返しを外してボギーを叩き、単独首位のキム・シウー(韓国)との差を詰め切れなかった。
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開幕前からのフラストレーションは4日間で、ティグラウンドからグリーンへと移っていった。「ショット(の手応え)は0%から5%くらいには戻ったかなと。パットは初日が50%だったのが、日に日になくなって…いまは3%くらいじゃないですかね」。
3週前にメジャー自己最高の4位に入った「全米プロゴルフ選手権」でもパッティングに苦しんだことから、今週は打ち方を変え、パターもエースと同じスコッティ・キャメロンのピンタイプながら異なるモデルを握った。そのチャレンジは「(打ち方を)変えたらもっとひどくなった」と、再び試行錯誤を強いられることに。
ショットについても、6月「ザ・メモリアルトーナメント」から出場4戦で3回予選落ちした時期と比較し「(当時は)新たなことをやろうとして、なかなかうまくいかず(全米プロの前から)戻したのがうまくいっているところはある」と復調気配を感じながらも、「今週はうまくいっているというレベルではない」と評価は厳しかった。
このレギュラーシーズン最終戦を終え、フェデックスカップポイントランキングを12位として、次週「ザ・バークレイズ」(ニューヨーク州、ベスページ州立公園ブラックコース)で開幕するプレーオフシリーズに入る。初出場となった2014年のランキング22位、15年の20位を超える成績で全4戦、ノックダウン方式のポストシーズンへ。
当面の目標は選ばれし30人が出場する第4戦「ツアー選手権byコカ・コーラ」に3年連続で進出すること。「最終戦に行って、お金を稼ぎます。“ゲスい話”ですみません!」。期待される今季2勝目については「目指していますけど、いまのパッティングじゃ話にならない。(優勝した)フェニックスオープンくらいのパットが戻ってきてくれれば」と課題を明確にして、ニューヨークに向かう。(ノースカロライナ州グリーンズボロ/桂川洋一)