スピースが連覇を狙う 岩田寛が“スネークピット”に挑戦
2016年 バルスパー選手権
期間:03/10〜03/13 場所:イニスブルックリゾート(フロリダ州)
2週ぶり出場 岩田寛のオープンウィークの過ごし方
1週間のオープンウィークを経て、米国男子ツアー「バルスパー選手権」に出場する岩田寛。会場のフロリダ州イニスブルックリゾートでは、開幕2日前の8日(火)までに2.5ラウンドをこなして準備を整えている。あす9日(水)のプロアマ戦には出場しないため、事前のコースチェックを完了させた。
出場権を持たない「WGCキャデラック選手権」が行われた前週、岩田は州内で練習に励んだ。プロゴルファーをはじめ多くのアスリートを輩出したIMGアカデミーの施設のほか、別コースで調整。「トレーニングをしたりラウンドをしたりしていた」と充実した様子で話した。
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米国内に拠点を持たず、転々とホテル住まいを続けるルーキーイヤー。「あんまり変わらないですよ。特別に練習量が増えるわけでもないですしね。日本でもホテル住まい(に近い)ですから」と意に介さないが、なんといってもゴルフに没頭できる環境の違いが身にしみる。
米国ではPGAツアーのプレーヤーであること、プロゴルファーである証明を見せることで「(プレーフィが)タダです」というコースが多数ある。どうしても「日本では、ないですよね…」と待遇の違いを痛感してならない。主戦場となった米国の空気を再び目いっぱい吸い込んできた。
1週間の練習中は「調子が良かったんですけどね」という。ところが「きょうでダメになっちゃった。(好調な期間が)10日くらいで終わっちゃいました…」と苦笑い。「テレビで見ていたコース。ここか…と思った。ただ、まだグリーンが軟らかいのでなんともいえない。試合になると急に硬くなったりもするので…」。ティオフが近づくにつれて、慎重さが増している様子だった。(フロリダ州タンパ/桂川洋一)