フロリダシリーズの初戦に出場する岩田寛は開幕2日前に練習ラウンドを行った

米ツアー参戦1年目の岩田寛にとって、ここ1カ月の戦いぶりは実りあるものになった。1月末の「ファーマーズインシュランスオープン」で18位、2週前の「AT＆Tペブルビーチナショナルプロアマ」では初勝利こそならなかったものの4位でフィニッシュ。前週末に行われた今季2回目のリシャッフル（下部ツアー出身選手による出場優先順位の入れ替え）で29番目から12番目に順位を上げ、今週の「ザ・ホンダクラシック」にも参戦する。

西海岸シリーズを終えて戦いの舞台は温暖なフロリダへ。前週「ノーザントラストオープン」で予選落ちしたあと、日曜日に大陸を横断。開幕2日前の23日（火）には18ホールを回った。

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強い風が上空を抜けるコンディションを経験しつつも「風の向きがどうこうよりも、コース自体が難しい」。15番（パー3）からの名物3ホール“ベア・トラップ”だけではない各ホールの難易度の高さを肌で感じた。

次回のリシャッフルは4月上旬「シェルヒューストンオープン」。ひとまず好位置を確保したが「安心感はまったくない」という。「調子は良くない。先週は全体的に苦しんだ」と数字だけを振り返る様子は微塵もなかった。（フロリダ州パームビーチガーデンズ／桂川洋一）