宮里優作は再三のドライバー変更 8位浮上も「今年は“細い糸”」
2016年 WGCキャデラック選手権
期間:03/03〜03/06 場所:トランプナショナルドラール(フロリダ州)
宮里優作は最終日に「80」 初のWGCは61位
フロリダ州のトランプナショナルドラールで開催された「WGCキャデラック選手権」。7オーバーの55位タイから最終日を回った宮里優作は「80」を叩いて通算15オーバーと崩れ、61位タイで4日間の戦いを終えた。
コースとの対話は最後までうまくいかなかった。3番でボギーが先行した宮里は、5番で右ラフからの2打目がキャリーしたグリーンで跳ね、奥の池につかまった。アゲンストの風に対し、番手を2つ下げて8Iで打ったが、フライヤーが想像以上に影響した。
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「ピンまでは170ydちょっと。グリーン右手前で良いと思っていたが“かっ飛んで”行っちゃった。なんてことないライに見えるのに…。見極めが僕にはまだ足りなかった」。序盤のダブルボギーで意気消沈。7番ではグリーン左からのバンカーショット、ショートパットとミスが続いて2つ目のダボを叩いた。
4日間で最も強い風が吹いたこの日。「最終日にしてこの風が吹いた。『よっしゃー!』と思ったのに。こっちが我慢すれば、順位が上がると思っていたが、我慢できなかった」。
日本のコースよりも地面が硬いと感じており、アイアンのソール形状の調整や、ウェッジのセッティングなど、今後に向けて頭に浮かぶ課題は盛りだくさん。悔しさを全身ににじませて言った。「おもしろかったけど…難しいなあ!」
次週は日本ツアー公認の豪州ツアー「BMW ISPSハンダ ニュージーランドオープン」に出場する。あす月曜日に米国を発つが、ニュージーランドへの到着は開幕前日の水曜日(9日)午後になる予定。事前ラウンドができない“ぶっつけ本番”にも、意欲的に臨むつもりだ。(フロリダ州ドラール/桂川洋一)