世界の強豪が中国に集結 日本からは松山、岩田、小平が出場
2015年 WGC HSBCチャンピオンズ
期間:11/05〜11/08 場所:シェシャンインターナショナルGC(中国)
岩田寛と小平智がコース確認 快進撃再びに「期待」
世界ゴルフ選手権シリーズ「WGC HSBCチャンピオンズ」の開幕を2日後に控えた3日、会場となる中国・上海のシェシャンインターナショナルGCで岩田寛と小平智、それにキム・キョンテ(韓国)を加えた3選手が、同組で練習ラウンドを行った。
今季から米ツアーを主戦場とする岩田だが、日本に戻った先週は扁桃炎にかかり、金曜日まではほとんど寝て過ごしたという。ようやく動き出したのは土曜日から。「土日にちょっとやってからこっちに入ったけど、久しぶりにゴルフをやったらマジ最悪です」と、まずは病み上がりからの完全復帰が第一の課題となる。
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「悔しい気持ちは忘れたことがない」と岩田はいう。1打差でプレーオフ進出を逃した昨年大会の悔しさは、今も胸の奥に刻まれている。「(今年こその思いは)やっていくうちにそうなるかもしれない」と、昨年のリベンジに向けて静かな一歩をスタートさせた。
一方で、今大会初出場となる小平智は、「第一印象は長くてタフ。マネジメントしないとダメなホールが多い」と、2年ぶりとなるPGAセッティングを前に改めて気を引き締めた。昨年3位に入った岩田が辿った米国男子ツアーへの道は、「それは理想」と小平も意識している。
自分の一歩先を行く岩田の背中を追いかけて、「(一緒に回った)きょうは聞くというより、何で打つのかとかをずっと見ていた。今年一緒に回ったときより飛距離も出ているし、レベルアップもしていてすごいと思った」と、嘆息した。
それでも、「日本人がああやって活躍してくれると、自分もできると思わせてくれる。寛さんも自分に期待しているでしょうし、自分も自分に期待をしている。不安もあり、楽しみもあり、いろいろな気持ちが入り混じっています」と、開幕前の心境を語った。(中国・上海/今岡涼太)