石川遼が描く2019年の構想 フラッグ販売などファンサービス継続へ
2015年 CIMBクラシック
期間:10/29〜11/01 場所:クアラルンプールG&CC(マレーシア)
石川遼はリカバリーに手応え「自分のゴルフができている」
米国男子ツアー2015-16年シーズン3戦目の「CIMBクラシック」初日。強行軍で大会に出場する石川遼は、「体のキレが良くなかった」とショットを散らしながらも5バーディ、2ボギーの「69」でプレーし、3アンダーで24位のスタートを切った
スタートホールの10番(パー5)はティショットを左へ曲げてボギー発進。だが、11番(パー3)で2mのパーパットを沈めると、12番では左ラフから185ydを6Iで2mにつけてバーディ奪取。「リズムを作れた」と、しぶといリカバリーで流れをつかんだ。
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折り返した後半も、1番をボギーとしながら、続く2番から3連続バーディとした。完璧ではない体調を考慮して、1番手大きめのクラブを持つなどの微調整が奏功した。
「普段なら3Iで230yd飛ぶのが、(今日は)225ydだったりする。それを無理矢理230yd飛ばそうとしたら、違うところに力が入って、全体的にタイミングもおかしくなる。今は、フィーリングよくスイングして、飛距離が落ちるのはしょうがないと思ってやっている」。
この日のフェアウェイキープ率は42.9%。だが、そこからのリカバリーが、ここ数年の石川の成長の証しでもある。「僕はリカバリーすることがゴルフだと思っている。ミスが多い中でもリズム良くやれているのは、自分のゴルフができている。明日もリズムを崩さずにやっていきたい」と、スコアをまとめ上げた一日に胸を張った。
石川が目指すのは、最終日へ向けて徐々に体調を上げていくことだ。「朝の練習を多めにして、あとは体調と相談しながら」と、この日はホールアウト後の練習はほどほどに切り上げ、まずは疲労回復を優先させた。予選落ちのない今週、残り3ラウンドは保証されている。(マレーシア・クアラルンプール/今岡涼太)