ワトソンら4人が首位発進 石川遼18位、松山英樹32位
2015年 ザ・バークレイズ
期間:08/27〜08/30 場所:プレインフィールドCC(ニュージャージー州)
ミラクルは続くのか?石川遼は3ラウンド連続イーグル
ニュージャージー州にあるプレインフィールドCCで開幕したプレーオフシリーズ初戦「ザ・バークレイズ」初日、石川遼は1イーグル、3バーディ、1ボギー、1ダブルボギーの「68」(パー70)。2アンダーの18位とまずまずの位置で滑り出した。
「感覚よりは2打くらいいい感じ」。石川はこの日のラウンドをそう総括した。「ショットがあまり良くなかったのでチャンスもなかったし、ラッキーも結構あった」。
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10番スタートのこの日、見せ場は前半16番(パー5)で訪れた。ティショットを左ラフに入れた石川は、2打目をアイアンでレイアップ。フェアウェイからの3打目は、ピンまで180ydが残っていた。
「奧の傾斜で195ydくらいまでは戻ってくるというのは分かっていた。風がちょっとアゲンストだったので、6Iで奧の傾斜を使えばよいかなと思って、その通りになってくれた」。ピン奥の傾斜からとろとろと戻った球は、そのまま綺麗にカップイン!日本人も多く駆けつけたギャラリーからの歓声に、石川は片手でクラブを上げて応えた。
2アンダーで折り返した後半は、2バーディを奪いながらも、最終9番でラフからグリーン奧に外してダブルボギーとして、スコアを伸ばすことはできなかった。「良いショットと悪いショットがあるけど、ミスが大きなミスになっている。そういうところを明日直したい」と言う。「1Wだけですね、良かったのは」。
ちなみに、前週3日目から3ラウンド続けてイーグルを記録したことになる。今季のスタッツでは137.5ホールに1度という割合のイーグルだが、この3ラウンドでは18ホールに1回とその確率は約7.6倍に跳ね上がっている。前週、滑り込みでプレーオフ進出を決めたミラクルはまだ続くのだろうか?
「なんでこういうギャップがあるのか分からないけど、手応えとしてはもっとできたなというのがある」。その言葉にこっそり期待しよう。(ニュージャージー州エジソン/今岡涼太)