孤軍奮闘の松山英樹が21位で決勝へ 首位にスピース、ウッズ150位で予選落ち
2015年 全米オープン
期間:06/18〜06/21 場所:チェンバーズベイGC(ワシントン州)
「よく1オーバーでまとめられた」松山英樹は6打差で週末へ
ワシントン州にあるチェンバーズベイで行われた今季海外メジャー第2戦「全米オープン」2日目、イーブンパーから出た松山英樹は3バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの「71」(パー70)で回って通算1オーバー。首位との差は6打に広がったが、順位は21位へじわりと上げた。
この日、コースの全長は初日の7497ydから7695ydへと200yd近くも伸ばされた。アウト9ホールだけで、なんと4020yd。平均スコアが72.718から73.368へと下がった。
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松山は午後2時過ぎにティオフ。照りつける強い日差しで、地面は徐々に乾燥していく。「スタートから苦しい流れだった」という1番はラフを渡り歩いてボギー発進。だが、直後の2番で10mのバーディパットをねじ込んだ。
「よく、+1でまとめられた。パットに助けられたなという感じ」
2打目をミスした6番でも、アプローチ後に8mのパーパットをカップに沈めた。絶妙だったのは1オンに成功した12番。カップ右上の段上から約10mのファーストパットは、大きく右を向いて打ち出して、カップ奧の傾斜を使って手前に戻すと、1mを沈めてバーディとした。
決して完璧なゴルフではなかった。9番(パー3)では、バンカーにつかまり3パットのダブルボギー。14番ではティショット、セカンドとミスショットが続きながらもバーディとした。
「上位との差は詰めたい。でも、この2日間のミスがあったら詰められない」と松山は言う。ムービングデーとなる3日目に向け、求められるのは一段高い集中力だ。「ミスを少なくできれば、チャンスは残っていると思う」。
3日目のスタートは午後1時前で、2サムの相手は21歳アマチュアのジャック・マグワイアだ。(ワシントン州ユニバーシティプレイス/今岡涼太)