ジョーダン・スピース、自己最長28mのロングパットを決める
2015年 RBCヘリテージ
期間:04/16〜04/19 場所:ハーバータウンGL(サウスカロライナ州)
新主役スピースは11位でつかの間オフへ「ものすごい4週間だった」
サウスカロライナ州のハーバータウンGLで開催された米国男子ツアー「RBCヘリテージ」最終日。9アンダーの8位タイから5打差逆転狙ったジョーダン・スピースは、4バーディ、1ボギー、1ダブルボギーの「70」(パー71)でスコアを伸ばし切れず、通算10アンダーの11位タイで、優勝した「マスターズ」翌週の試合を終えた。
3バーディを決めた前半アウトを終えた段階ではトップに4打差。猛チャージがかかればチャンスもあったが、スピースはバックナインの入り口でつまずいた。10番でフェアウェイからの2打目でグリーンを右に外してボギー。14番(パー3)でティショットを池に入れてダブルボギーとして万事休す、となった。
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「週末はショットもパットも思ったようにいかなかった。こういう時もありますね」。最後は優勝争いに加われなかったものの、今週は毎日、ゴルフ界の主役であり続けた。月曜日、火曜日にはマスターズ王者として恒例となっているニューヨークでの取材対応に追われ、事前準備もままならないまま、今大会も上位でプレー。トップ10入りを逃したのは、2015年に出場した10試合でまだ3度目だ。
スピースは今大会を終えてすぐに地元のテキサス州ダラスへ飛び、アカデミー・オブ・カントリーミュージックの授賞式にグリーンジャケットを着て参加する予定という。ウッズに代わる次世代のスターを待望していたアメリカで、スピースのスケジュールは過密になりつつある。
次週は久しぶりのオフとして、4月29日(水)開幕の「WGCキャデラックマッチプレー」、翌週「ザ・プレーヤーズ選手権」とビッグトーナメントへ臨む。「振り返ってみれば、ものすごい4週間、いや(優勝したバルスパー選手権を入れると)6週間だったね。少し休めるからよかった。しばらくはクラブを握らないつもり。自宅でゆっくりして、マッチプレーとプレーヤーズに臨みたい」と、つかの間の休息を心待ちにしていた。