頼みのアイアンも乱れ・・・石川遼は3試合ぶりの予選落ち
2015年 アーノルド・パーマーインビテーショナル
期間:03/19〜03/22 場所:ベイヒルC&ロッジ(フロリダ州)
石川遼 3週間後に迫る「マスターズ」との距離感
米国男子ツアー「アーノルド・パーマーインビテーショナル」は19日(木)、フロリダ州にあるベイヒルクラブ&ロッジで開幕する。コース近くに自宅を持つ石川遼は、主催者推薦により今年で7年連続出場を果たす。プロアマトーナメントに出場した月曜日は18ホールをプレーし、1年ぶりとなるコースの感触を確かめた。
2月「ノーザントラストオープン」から今週で5連戦目に突入する。自身の取り決めとして3~4試合で1休と定めてはいるが、「ここはやっぱり、出たいと思う試合」と強行軍を選択。アメリカ中南部のテキサス州に舞台を移す次週「バレロテキサスオープン」は欠場が濃厚で、「体力的というよりは、むしろメンタル。集中力」と、休養の必要性を説いた。
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昨年を振り返ると、当地で4連戦目を迎えていた石川は、急きょ翌週「バレロテキサスオープン」への出場を表明。続く「シェルヒューストンオープン」まで6連戦をこなしている。
その狙いの1つに、まだ出場権がなかった「マスターズ」があった。出場資格を得るには、当時83位だった世界ランクを「アーノルド・パーマーインビテーショナル」、「バレロテキサスオープン」までの2試合で50位以内まで上げるか、「シェルヒューストンオープン」までに優勝することが条件だった。わずかな可能性にかけて、疲労した心身にムチを打ったのだ。
話を今年に戻すと、現時点で石川の世界ランクは132位。3週間後に迫った「マスターズ」行きの切符は未だ手にできておらず、昨年よりも追い詰められた立場にいる。1年前は当地で多くを語っていた「マスターズ」への言及はなく、「それは聞かないで欲しいですね・・・」。石川はただ、苦笑いを浮かべた。(フロリダ州オーランド/塚田達也)