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ザ・ホンダクラシック
期間:02/26~03/01  場所: PGAナショナル(チャンピオンコース)(フロリダ州)

長いイップスとの戦い…ハリントンに差した光明

2年ぶりの「マスターズ」出場権も獲得。7季ぶりの米ツアータイトルを手にしたP.ハリントン

進行の遅れにより、決着が月曜日にずれこんだ米国男子ツアー「ザ・ホンダクラシック」最終日。43歳のパドレイグ・ハリントン(アイルランド)がダニエル・バーガーをプレーオフ2ホール目で破り、2008年「全米プロゴルフ選手権」以来となる米国ツアータイトルを手にした。

最終ラウンドでは、終盤まで単独首位をキープ。終盤17番(パー3)のティショットをグリーン右の池に落としてダブルボギーとし、逆に1打のビハインドを負ったが、最終18番で5.5mのバーディパットをねじ込み辛くもプレーオフへ。2ホール目、17番で今度はピン奥1m弱に絡め、5日間の長い戦いを制した。

08年までにメジャー3勝を挙げ、同年の世界ランクはキャリアハイの3位にまで浮上。「ライダーカップ」に6回も選出された欧州の雄はしかし、12年のパターイップスからキャリアが急転する。

「自分のプレーにひどく失望していたよ。12年は、スタッツとしてはボールストライキング(トータルドライビングとパーオン率の順位の合算)の数字は僕のベストだった。でも、イップスにかかったんだ」

優勝はおろか上位争いからも名前は消え、13年10月には世界ランクが100位を下回る。14年11月には300位後半まで後退し、出口が見えないスランプはハリントンを長く苦しめ続けた。

14年12月のアジアンツアー「インドネシアオープン」で久々のタイトルを手にし、気持ちも新たに15年を迎えたが、1月「ウェイストマネジメント フェニックスオープン」から3試合連続で予選落ち。「期待していただけに失望は大きかった」と、主戦場では変わらず苦しむ週が続いていた。

「1週間で、こんなにパットが激変するなんて信じられないよ」。今も、パットの復調は途上にある。勝負を決した74ホール目の短いバーディパットはカップ右にそれ、ばつが悪そうに、そそくさとタップイン。華麗なウイニングパットとはいかなかったが、長くハリントンを覆っていた暗闇に光を差す、価値ある1勝であることに変わりはない。(フロリダ州ウエストパームビーチ/塚田達也)


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