松山英樹が19年初戦へ アマチュア・金谷拓実は米ツアーデビュー
2015年 ノーザントラストオープン
期間:02/19〜02/22 場所:リビエラCC(カリフォルニア州)
不安的中の松山英樹 17位発進にも「納得できない」
米国男子ツアー「ノーザントラストオープン」が19日(木)、カリフォルニア州のリビエラCCで開幕。松山英樹は1イーグル、3バーディ、4ボギーの「70」(パー71)で回り、1アンダーの暫定17位タイで滑り出した。
開幕前から不振を口にしていた2週ぶりの試合。不安は大会初日を迎えて的中した。出だし10番でグリーン左のカラーからパターで沈めてバーディ発進を決めながら、続く11番(パー5)でラフを渡り歩いてボギー。アイアンでのティショットがグリーン手前バンカーで“目玉”となった14番(パー3)で2つ目のボギーを叩いて停滞ムードが漂った。
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「何も良くなかった。あれだけです。きょうは」。満足感を語ったのは折り返し直後の1番(パー5)のみ。フェアウェイから残り200ydを6Iで2オンに成功し、8mの下りのラインを沈めてイーグルを決めたが、つかんだ良い流れを維持できない不安定な状態が、内心を不機嫌にさせる。
バーディを決めた直後の最終9番、フェアウェイから8Iでの2打目は狙いよりも左にそれてラフへ。「どこ打ってんだって感じ」。ショートサイドからのアプローチを寄せきれず、ボギーでのフィニッシュに「終わってますね。ドライバーショットが良くないし、フェアウェイに行ってもセカンドで左、右と、どっちも出ている」と“空元気”の様子すら漂わせた。
この日は1m以内の短いパットも慎重にラインを読み、アドレスにしっかり入るシーンが目立った。原因はツアー屈指の難グリーンというよりは、パッティングそのものの調子だったという。「自分のフィーリングが合っていれば、ポンポンと“お先”(のパット)もできるんですけど。気軽に打てる状況じゃない。グリーンが速いのもありますけど、ちょっと気を遣った方がいいかなあと思った」
トップとは4打差と数字はまずまずだが、それに満足するはずがない。「納得できないですよね。状態が良かったら、このスコアで回れるかどうかというのもまた微妙なんですけど。光明?あまりないですね…あったら、最後のセカンドショットはピシっ!と行ってます」
ホールアウト後は、パット、ショットともに入念に練習。ドライビングレンジではハーフショットなど基本動作を繰り返して、懸命に2日目に備える姿があった。(カリフォルニア州パシフィックパリセーズ/桂川洋一)