【スーパースロー】石川遼のドライバーショット
2015年 ノーザントラストオープン
期間:02/19〜02/22 場所:リビエラCC(カリフォルニア州)
予選落ち続く石川遼 浮上の武器に新グリップ
米国男子ツアーの「ノーザントラストオープン」は19日(木)、カリフォルニア州のリビエラCCで開催される。開幕2日前の17日(火)、石川遼は松山英樹と練習ラウンドを敢行。前週はともに「AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ」を欠場し、リフレッシュした状態で再び連戦に突入する。
この日の石川はパター以外のクラブすべてに新しい白いグリップを挿してプレー。今週月曜日に試合会場のドライビングレンジでカウンターバランスのモデルを発見し、さっそくテストした。
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これまでのタイプよりもグリップ自体に重量があり、ヘッドが軽く感じるようになった。「バックスイングで上げた時にクラブが暴れなくなった。手の力ばかりを使ってクラブを上げるのが自分の悪い癖。体全体で上げられるようになる」と効果を実感。
偶発的に出会ったグリップだったが、オフに取り組んできたバックスイングの安定性を向上させる目的とマッチした。「あとは100yd以内の精度でしょうね。合わせていかなくてはいけない」と、微調整を施していく。
2015年の自身初戦「ヒュマナチャレンジ クリントンファウンデーション」から3試合連続で決勝ラウンド進出を逃してきた。「焦りはないけれど、どこかが悪いから予選落ちをしている」と前週のオフは冷静に“敗因”を分析。「ここ3試合はバーディを獲りに行く姿勢を出せていない。もっとチャンスを作らなくてはいけない。バーディをしぶとく取っていく。チャンスで躊躇してしまうことが何回かあった」という。
2009年、初の米ツアー出場を果たした思い出の試合で、再浮上のきっかけをつかみたい。(カリフォルニア州サンタモニカ/桂川洋一)