ツアー通算51勝 ビリー・キャスパー氏が死去 83歳
プロ通算69勝(米ツアー51勝)を挙げたパッティングの名手、ビリー・キャスパー氏が7日(土)、ユタ州の自宅で死去した。83歳だった。
1931年にカリフォルニア州サンディエゴで生まれ、5歳でゴルフを始めた。キャディとして働きながら腕を磨き、54年にプロ転向。56年の「ラバットオープン」で初勝利を挙げた。
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59年に「全米オープン」でメジャー初制覇。さらにオリンピッククラブで行われた66年大会ではアーノルド・パーマーをプレーオフで破り、2勝目を飾った。70年には幼馴染みのジーン・リトラーとのプレーオフを制し「マスターズ」で優勝。
パーマー、ジャック・ニクラス、ゲーリー・プレーヤーの“ビッグ3”人気の一方で、16年連続で優勝し、賞金王2回(66、68年)。米ツアー通算51勝は現在、歴代7位。78年に世界ゴルフ殿堂入りを果たした。
ニクラスはAP通信に「ビリーは最高の選手だった。しかし彼がこれまで実績に見合った評価をされてきたとは思えない。これまで何度も言ってきたが、リーダーボードを見たときにはパーマー、プレーヤー、(リー)トレビノだけでなく、ビリーがどこにつけているかチェックしていた。彼はいつも揺るぎない自信を持っていた」と話した。
キャスパー氏は家族愛にあふれた人物として知られ、6人の養子を含む11人の子供を持ち、孫とひ孫の数は計71人にも上る。
サンディエゴ地元紙の報道によると、昨年11月に肺炎を患い、5週間の入院を経て、自宅療養中だった。息子のボブ・キャスパー氏が明らかにした。最期はシャーリー夫人ら家族に見守られながら、安らかに息を引き取ったという。
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