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2度の心臓移植 コンプトンの初優勝はまたもお預け

12歳、29歳と人生で2度の心臓移植手術を経験したエリック・コンプトン。昨年の「全米オープン」で2位に入り、今年の「マスターズ」出場権も獲得した不屈のゴルファーのPGAツアー初勝利はまたもお預けとなった。

カリフォルニア州のPGAウエストで開催された「ヒュマナチャレンジ クリントンファウンデーション」最終日。4人が並ぶ首位タイから出たコンプトンは「70」と伸ばしきれず、通算19アンダーの10位タイで戦いを終えた。

スタートの1番で13mのバーディパットを沈め勢いづくかに思われたが、チャンスを作れないまま9番で第1打を左の池に入れ、痛恨のボギーで優勝争いから脱落。後半15番(パー3)で、ようやく来た2つ目のバーディへの歓声には笑顔なく手を挙げた。

「重圧はあまり感じなかった。1Wがまったくダメだった。今週はショートゲームに頼りっぱなし」。この日は途中からティショットで3Wを多用。スコアの伸ばし合いが展開された中で「パー5でバーディがひとつも獲れないようではね」と、ため息交じりに話した。

壮絶なキャリアに度々スポットライトが浴びせられる度、コンプトンは「毎日は、偶然ではない幸運なものだと思う」と繰り返す。「僕はいつも、きょう何をやったか、何をやらなくちゃいけなかったか考えている」。レギュラーツアー初勝利は別の機会に持ち越されたが「1Wショットの調子次第だ。残りのシーズンに向けて、いいきっかけになる」。彼が易々と、下を向くはずがない。(カリフォルニア州ラ・キンタ/桂川洋一)

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