松山英樹が19年初戦へ アマチュア・金谷拓実は米ツアーデビュー
2014年 CIMBクラシック
期間:10/30〜11/02 場所:クアラルンプールG&CC(マレーシア)
イーグル奪取で巻き返し 松山英樹、残り2日の修正ポイントは
起死回生の一打で胸をなで下ろした。マレーシアのクアラルンプールG&CCで行われている米国男子ツアーとアジアンツアーの共催競技「CIMBクラシック」。松山英樹は初日から2日連続で消化不良の「70」とし、通算4アンダーの18位タイで週末を迎えることになった。
序盤11番(パー3)で3パットのダブルボギーが先行し、2ストローク落として迎えた折り返しの18番(パー5)。バンカーからフェアウェイに出した直後、残り160ydを9Iで放った第3打はピン手前でワンバウンドし、静かにカップに消えた。
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「そこまで狙ってなかったですけど、いいショットだったなと思います。スコアをロングで2つ縮められたのは良かった」。歓声でイーグルを知り、満面の笑み。「流れを変えた一打ではない」としながらも後半アウトはノーボギーでまとめ、3番(パー5)で、この日3つ目のバーディ。5番(パー5)は2打目を池に打ち込みながら1パットでパーを拾い、7番ではグリーンエッジからの3打目、6mをパターで沈めた。
連日のアンダーパーにも「満足度はどっちも(初日、2日目ともに)低いですね。ショットが良くない。それがうまくいき始めると、風の読み間違えなんかの問題も出てくるけれど…。もう少し精度を高めたいなと思う」と、特にピンを狙うショットへの不満を口にしたが、トップとは6打差に踏みとどまった。
グリーン上でのストロークには手応えもある。「この2日のパットなら、まだまだ追いつけると思う」と話した。「ティショットはフェアウェイに行っている。ただ、セカンドでグリーンをとらえられてない。そこができれば、スコアは自然と伸びていくと思う」。ツアー2勝目に必要なピースは、時間を追うごとに明確になってきた。(マレーシア・クアラルンプール/桂川洋一)