石川遼が描く2019年の構想 フラッグ販売などファンサービス継続へ
2014年 フライズドットコムオープン
期間:10/09〜10/12 場所:シルバラードリゾートアンドスパ(ノースコース)(カリフォルニア州)
攻めた石川は19位 紙一重だった11番のダブルボギー
米ツアー14-15年シーズン開幕戦「フライズドットコムオープン」の最終日、「71」で回った石川遼は通算8アンダーの19位タイ。昨年を上回るトップ20で4日間の戦いを終えた。
前日までにパー4で2度のイーグルを奪っている石川は、この日もアイアンで好ショットを連発した。2番で3パットのボギーとしたが、続く3番からは1.8m、2m、80cm、60cmとピンに絡めて4連続のバーディ奪取。通算10アンダーへとスコアを伸ばした。
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折り返した11番(パー3)。グリーン左奥に切られたピンは「6Iと7Iの間の距離だった」と石川。「前の10番で良いショットでバーディを獲って、アイアンの距離感にも自信があったし、(11番で)変に手前5mとか下の段でも良いと思って打つことは出来なかった」と6Iでピンを狙ったが、気まぐれな風にも影響されて、大きくグリーン奥へとはねてダブルボギー。「流れが変わったかもしれない」と、その後は最後までパーを重ねた。
だが、果敢に厳しいピンを攻めたことに、石川の後悔はない。現在の右足からアドレスに入るルーティンも、右サイドを意識してのもの。「右サイドで振れているときは、右に流れるような球にはならない。(11番は)狙ったところより5mくらい左に行っているけど、練習場であの球が出たときはハッピー。これからその5mくらい(の誤差を)微調整していく段階」と、着実にステップを上がりつつあることを実感した。
課題に挙げたのはロングパットの距離感だったが、来週はまたグリーンも変わる。「自分に多く求めすぎてもパンクしちゃう。結果に関しては、良くても悪くても受け流す感じでいいのかな」と、開幕戦の自己評価はさらりと流した。(カリフォルニア州ナパ/今岡涼太)