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V争いの松山英樹 2連続ボギーフィニッシュにも笑顔がチラリ

ムービングデーを迎えた「フライズドットコムオープン」3日目。6バーディ、3ボギー「69」で回った松山英樹は、通算10アンダーの7位タイ。一度は首位に並びながらも、その地位を終盤2ホールの連続ボギーであっさりと手放した。

通算12アンダーまでスコアを伸ばし、首位タイで迎えた17番(パー4)。この日はティが前に出されてピンまでは300y弱。「1Wで普通に打てば届く距離」とティショットでグリーンを狙ったが、左に曲げて林の中に打ち込んでしまう。狭い木の間を、地を這うようなショットで抜いてピンの奥まで運んだが、わずかにこぼれたラフからのアプローチを寄せ切れずにボギーとした。

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最終18番(パー5)も、1Wを右のクロスバンカーに入れた末のボギーだった。4バーディを奪った前半9ホールですら、フェアウェイキープ出来たのは2ホールだけ。フェアウェイキープ率はこの日、前日の85.71%から42.9%へと急落した。だが、松山は笑っていた。

3週間の休みを挟んだ効果は、まだ続いている。「最後の2ホールはとんでもないショットが2発出たので、さすがにイライラは出た」と振り返ったが、「それでも、昨シーズンの終わりみたいに血が上らずに出来たと思う」と感情的には冷静。18番グリーンを去る表情にも、怒りの色はなかった。

技術的に見れば、スイングイメージを変えてまだ1戦目。「(スイングの感覚は)その日、その日で変わってくる」というものの、昨日はウッド系が冴えを見せ、この日は逆にアイアンがよく切れた。最適を求める微調整が機能しているという見方もできる。この日、同組で回ったブルックス・ケプカは、松山のプレーを「球を打つのがうまく、信じられないパットをする。とても印象的だった」と絶賛した。

「上位も思ったほど伸びてないし、15番までに5アンダーくらいで回っていれば残り3ホール(16番と18番はパー5、17番は短いパー4)でチャンスがある。そこを目指してやっていきたい」。

“本物の松山”を見せるのは、これからだ。(カリフォルニア州ナパ/今岡涼太)

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