石川遼が描く2019年の構想 フラッグ販売などファンサービス継続へ
2014年 HP バイロン・ネルソン選手権
期間:05/15〜05/18 場所:TPCフォーシーズンズリゾート(テキサス州)
無念セカンドカットの石川遼「1打の重みを感じた」
テキサス州ダラスにあるTPCフォーシーズンズリゾートで行われた「HPバイロン・ネルソン選手権」の3日目、前日辛くもカットライン上で予選通過を果たした石川遼だったが、この日は1バーディ3ボギーの「72」(パー70)とスコアを落とし、通算3オーバーの75位。70位以内で終えることができず、セカンドカット(MDF/Made cut, Didn't Finish)の対象となり、土曜日で会場を去ることとなった。
10番スタートのこの日、序盤はチャンスにつけ続けたが、肝心のパットが決まらない。「入らなかったパッティングのうち、ほとんどで良いパットが出来ていた」と、運にも見放され、15番でボギーを先行させた。折り返した後半は、「感触的には完璧でペタピンにつくと思った」という6番の第2打も、1ヤード足りずにピン手前のバンカーに吸い込まれてボギーとした。
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続く7番(パー5)はどうしてもバーディが欲しいホールだった。ティショットでドライバーを振り抜いた石川は第2打で6Iを手にしていた。このショットは「風が左から吹いていると思って打ち出したけど、まったく風に流されなかった」と、グリーン左手前のバンカーへ。バンカーからピンは近く、さらにピンに向かって下り傾斜となっており、「自分にプレッシャーを掛け過ぎた」という3打目は、エッジから再びバンカーに転がり落ち、パーで収めるのが精一杯となった。
「1日中流れが良くない中で、悪いなりに2オーバーで抑えたという感じ。長いシーズンではこういうこともある」と石川は言う。セカンドカットに1打届かず、「1打の重みを感じた。昨日それをクリアして、今日はクリアできなかった」と、さばさばと振り返った。
「今日はアイアンの精度とか、やっぱり良いプレーとは言えなかったし、それはPGAツアーのコースではごまかせない。でも、ひどいプレーにはならなかったので、次につながると思う」。次に続くのは、隣町のフォートワースで開催される「クラウンプラザインビテーショナル」。すぐに挽回のチャンスは巡ってくる。(テキサス州ダラス/今岡涼太)