【スーパースロー】石川遼のドライバーショット
2014年 RBCヘリテージ
期間:04/17〜04/20 場所:ハーバータウンGL(サウスカロライナ州)
石川遼、スイング“復活”で22位へ急浮上
サウスカロライナ州にあるハーバータウンGLで行われた「RBCヘリテージ」の3日目。前夜に降った雨の影響でソフトになったコースを味方につけ、石川遼は6バーディ、2ボギーの「67」(パー71)。初日の6オーバー(124位)から通算1アンダーまで盛り返し、首位と7打差の22位タイまで順位を上げた。
日曜日に復活祭を控えた週末、石川のスイングも“復活”へと近づいた。「昨日終わったあとに練習して、良い方向に来ていると思う。悪いスイングからは抜け出せた」。10番スタートのこの日、12番で3メートルにつけてバーディを先行させると、14番(パー3)では約155ヤードをピン上1.5メートルに突き刺し、続く15番(パー5)でも連続バーディ。一気にイーブンパーまでスコアを戻した。
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グリーンは軟らかく、ピンを果敢に攻められる状況。平均スコアも前日の73.162から71.077へと2ストローク以上改善した。
折り返した1番、2番でも連続バーディを奪い、危なげなくスコアを伸ばした石川。「先週のオフを挟んで、今週木曜日にここまで持って来られなかったのは調整の仕方がまだまだ」。それでも、なんとか週末には間に合った。
7番(パー3)では「6Iでカット目に打とうと思ったけど、7Iのフルショットでドロー目に打った。ちょっとジャッジミス」とボギーとし、「打ちにくいホール」という8番では、ティショットを左の池に入れてボギーとした。だが、最終9番ではティショットが木に近づきすぎた昨日の反省を生かし、3Iから4Iに持ち替えてフェアウェイキープ。51度のウェッジでピン左1メートルにピタリとつけてバーディで締めくくった。「集中出来ていたと思う」と満足げに振り返った。
「予選ラウンドの2日間は色々あったかもしれないけど、3日目を終えてここにいるというのが現状。悪いところではないし、明日は目指せるところまで目指したい」。初日の124位から、58位、22位へと順調に階段を上ってきた。首位のルーク・ドナルド(イングランド)とは7打差あるが、「ぎりぎりチャンスはあると思う。(明日の)前半次第でどこを目指すのかが決まってくる」と、言葉にも力が戻った。(サウスカロライナ州ヒルトンヘッド/今岡涼太)
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