前日の「80」を取り返そうと、松山英樹は見違えるプレーでバーディを重ねた（Harry How/Getty Images）

ジョージア州のオーガスタナショナルGCで開催中の海外メジャー今季初戦「マスターズ」2日目。8オーバーの90位タイから出た松山英樹は5バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの「71」で回り、通算7オーバーとして予選落ちが決定的となった。

初日に「80」を叩いて大きく出遅れた松山はこの日、午後1時26分にティオフ。序盤2番（パー5）でウェッジでのショットにミスが出て、ダブルボギーが先行した。その後はパー5で取りこぼさず、計5つのバーディを決め、2日目のプレーはアンダーパーで挽回した。しかし50位タイ以内、または首位と10ストローク差以内の選手が決勝ラウンドに進む同大会で、ホールアウトした時点でのカットラインは4オーバーだった。

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3度目のオーガスタを2日間で終えた松山は「これだけいい状態じゃなくて粘れたことはすごくよかった」と左手首痛に悩まされながらの大会を振り返り、「来週からまた試合があるので頑張りたい」と話した。

日本勢で今年のマスターズに唯一出場の松山は、昨年4月のプロ転向後、これが米ツアーで初の予選落ち（棄権は除く）。また、アマチュア時代を含めたキャリアにおいてメジャー大会では6試合目にして初めて決勝ラウンド進出を逃した。