松山英樹が19年初戦へ アマチュア・金谷拓実は米ツアーデビュー
2014年 ノーザントラストオープン
期間:02/13〜02/16 場所:リビエラCC(カリフォルニア州)
うれしい誤算?粘った松山英樹は首位と4打差
米国男子ツアー「ノーザントラストオープン」が13日(木)、カリフォルニア州のリビエラCCで開幕。松山英樹は後半の挽回が光って4バーディ3ボギーの「70」でまとめ、1アンダーの35位タイで滑り出した。
快晴無風。肌寒かった開幕前とは一転して早朝から汗ばむ陽気というコンディションで、松山は序盤にコースを攻めあぐねた。前半12番、13番といずれもティショットを右に曲げてパーオンを逃し、2連続ボギーが先行した。この日からアイアン、ドライバーをいずれも開発中のプロトタイプモデルを投入。「自分のスイングなのか、ドライバーが合ってないのか、それがよく分からない」としながら、周囲には“まだ試運転”の印象を抱かせた。
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しかし、折り返しの18番で残り176ヤードの第2打をピン右2メートルにつけて初バーディを決めると、続く1番(パー5)で2連続。2番ではグリーン左のラフからの第3打でスタンスを取れずに“左打ち”を余儀なくさてボギーを叩いたが、6番(パー3)ではグリーン左サイドのラフから、ウェッジで強い下りのラインに乗せてねじ込みチップインバーディ。「自分の思った通りに転がって、入ってくれたんで嬉しかった」。さらに最終9番では5メートルを沈めて、鮮やかにバーディフィニッシュを決めた。
例年よりもラフが短く仕上がった今年のリビエラで、上位はバーディ合戦。しかし、松山も出だしの足踏みもなんのその。終わってみれば、取り返しのつかないような出遅れの回避には成功した。
「いい粘りができた。1つでもアンダーパーで回れたのは良かったかなと思う。最初はドライバーで苦労したところはあったけれど、最後のほうになってやっとつかんできて、うまく打てるようになった」。
チャンスを思うように決められなかった29パットの内容にも「ストロークのミスは少ないと思う。まあ、難しいグリーンなんで、“ほっとけば”いいです」と過剰に反応することもない。
午後スタートの選手を多く残した1時過ぎにホールアウトした段階では「明日はまず予選通過から。ボーダーライン上(70位タイ前後)だと思うんで」と控えめに戦況を予想したが、首位と4打差の35位で2日目を迎えられるのは嬉しい誤算だ。(カリフォルニア州パシフィックパリセーズ/桂川洋一)
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