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石川遼“日替わりコース”に対応しきれず…22位に後退

米国カリフォルニア州ラ・キンタの上空は、今日も雲一つない青空が広がった。「ヒュマナチャレンジ クリントンファウンデーション」2日目は、風もなく、強い日差しが照りつける暑さ厳しい1日となった。

この日の石川遼は、メイン会場のPGAウェストから車で5分ほど離れたラ・キンタCCをプレー。10番から出ると、わずか4ホールで3バーディを奪ったが、その後は2つのボギーと2つのバーディと足踏み状態。この日「69」、通算9アンダーとわずかにスコアを伸ばすに留まり、順位は13位タイから22位タイへと後退した。

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「悪くてもこれくらいのスコアでは回りたいと思っていた。明日、良いスコアで回れれば・・・」。最低限の仕事はこなしたが、バーディ合戦の流れからはわずかに遅れをとって「順位も落ちると思う」と、表情は曇りがち。惜しむらくは“日替わりコース”に適応しきれなかったことだ。

前日(PGAウェスト・パーマーC)のホールアウト後、ラ・キンタCCに立ち寄って20分ほどパッティング練習をしたというが、本番コースを回るのは、今週は今日が初めて。「自分で何が悪いのか分からない。良いパットは打てているのに、入ってくれない」と、ここぞという時にカップの底を叩いてくれないパッティングに嘆息した。アマチュアが一緒に回っていることもあり、今週は普段よりグリーンスピードは遅めに設定されている。その影響か、つい打ち切れない場面も見受けられた。

だが、ショットは依然好調だ。今週から投入している新ドライバーは「かなりいい」と力強い。この日は4つあるパー5のうち、2ホールで2オンに成功し、すべてのホールでバーディを奪ってみせた。「タイミングが合っているのは間違いない」。ドライバーから流れを作っていく石川のゴルフにとっては、頼もしい新戦力だ。

明日、土曜日も今週はまだ予選ラウンドで、3つ目のコースとなるニクラス・プライベート at PGAウェストをプレーする。「今週に限ってムービングデーはないですね」と石川は割り切っている。「(明日は)予選のプレーをしっかりやって、(予選)突破するのが大事な目標」。まだ上を見る時ではないと決めていた。(カリフォルニア州ラ・キンタ/今岡涼太)

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