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2013年 プレジデンツカップ
期間:10/03〜10/06 場所:Muirfield Village Golf Club
松山英樹、シングルス戦も敗れ「まだまだ世界でやるには早い」
米国オハイオ州にあるミュアフィールドビレッジGCで行われた世界選抜と米国選抜の対抗戦「プレジデンツカップ」の最終日、悪天候の予報でスケジュールが早められ、7時35分から前日消化しきれなかったフォアサムの続きが行われ、終了後すぐに第5ラウンドのシングルス12戦に突入した。
ここまで1勝2敗1分の松山英樹は、9時30分の第1試合でハンター・メイハンと対戦。3番でメイハンがボギー、5番(パー5)では松山が2オンからバーディを奪い、序盤は松山が優位に試合を進めた。しかし、6番でメイハンが20メートル近いバーディパットを沈めてこのホールを奪うと、流れは一気にメイハンへと傾いた。アイアンの距離感に苦しむ松山とは対照的に、ショットとパットが噛み合ったメイハンは、7番、8番と3連続でホールを奪い、後半は2アップ以上をキープしながら一進一退でドーミーホールの16番へ。
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このパー3でも松山はティショットをピンに絡めることができず、苦渋の表情で下を向いた。結局、両者パーで分けて3&2で勝負あり。
ダブルス戦4試合はすべて世界ランク2位のアダム・スコット(オーストラリア)とのペアで戦った松山は、結局、対戦成績を1勝3敗1分(1.5ポイント獲得)として、4日間の大会を終えた。
「最後は、ずっと負け(3連敗)だったので悔しいです」と肩を落とした松山。何度もカップ横をすり抜けたパットについては「それが実力なんで仕方ないなと。こういう世界でやるのは、まだまだ早いんだなと思いました」と、素直に頭を垂れた。
それでも、世界選抜キャプテンのニック・プライスにはルーキーとしてのプレーを賞賛され、初日に引き分けを勝ち取った18番の2打目では一躍観衆のハートをつかんだ松山。「アダムの足をひっぱりまくったし、50点もあげらない」と、初のプレジデンツカップを自己採点する一方で、「ペアを組んだ相手が相手だったし、すごく楽しかった」と、世界トップの選手たちと過ごした特別な1週間を、きっちりと胸に刻みつけた。(オハイオ州コロンバス/今岡涼太)