練習ラウンドを終え、上田と塚田はJ.ローズと握手

海外メジャーの今季第2戦「全米オープン」は13日（木）、フィラデルフィア近郊のメリオンGCで開幕する。4人が出場する日本勢のうち、塚田好宣は初日1番ティから午後1時58分にスタートする。

5月末の日本地区予選で出場権を手にした塚田は、過去に全英の出場が2度あるものの、この全米オープンの舞台は初。開幕前日の12日（火）は上田諭尉のほか、世界ランク5位のジャスティン・ローズ（イングランド）を急きょ交えて練習ラウンドを行った。難コースを前にして「ドローやフェード、いろいろ打たなければいけない。いろんなライから打ってきたので、体のバランスは悪いかな」と苦笑い。それでも「自分なりのゴルフは出来る」と手応えも感じながらティオフを迎えられそうだ。

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大学時代をニューメキシコ州の陸軍士官学校で過ごした異色の経歴を持ち、今ではアジアンツアーの日本人選手のリーダー的存在。しかし「アメリカでは南部にいて、東海岸は来たことが無かった」という。だからこそ「難しいけれど、こういうコースは初めてで、先入観なくやれている」と前向きだ。

今季開幕戦で悲願のツアー初優勝を遂げた。だがその1勝でキャリアのベストイヤーを終える気はない。「楽しみます。こんなに良いコースでできること、滅多にないしね」。キャディバッグとともに世界を渡り歩くゴルフトラベラーが、世界の頂に挑戦する。（ペンシルベニア州アードモア／桂川洋一）