PGAツアー、USGAとR&Aのアンカーリング禁止案に反対意見を表明
2013年 ザ・ホンダクラシック
期間:02/28〜03/03 場所:PGAナショナルGC(フロリダ州)
フィンチェムの発言を受けたプレーヤーの反応
先週末、USGAとR&Aが提案するアンカーリング禁止の新ルールについて、反対の立場を表明したPGAツアーのコミッショナー、ティム・フィンチェム。その発言を受けたプレーヤーの反応もさまざまだ。
◆タイガー・ウッズ
僕の立場は変わらないよ。僕はやっぱり、スイングされるべきだと思う。アンカー(固定)されるべきではないし、その立場は全く変わっていない。もちろん、何も決まったわけではないけれど。USGAとR&Aが我々のルールを管轄しているし、どうなるかは待つだけだね。違うルールが採用されたり、時々小石やバンカーや自然物に対してツアーがやるようなローカルルールを適用したりするようなことがないといいね。
(フィンチェムの発言についてどう思う?)
その内容は理解できる。メジャー優勝者のうちアンカーされたパターを使っていた3選手は我々のツアーでフルタイムでプレーしている選手。彼の立場は理解できるけど、それでも僕は14本すべてのクラブがスイングされるべきだと思う。何があろうと、それは変わらない。
◆ロリー・マキロイ
(最終的にはどうなれば良いと思う?)
それはよく分からない。先週末、最終的にフィンチェムが言わなければいけなかったことは分かるし、一方でヨーロピアンツアーは違う方向に進もうとしているように見える。モンティ(コリン・モンゴメリー)はルールが分かれることはゴルフにとって良くないと言っていたけど、そうなるとは思わない。どちらか一方に決める必要がある。最後は(ルールを)管轄する組織が決めることだけど。僕はちょっと、それ(アンカーパター)を使っている人の成功に対する過剰な反応だとも感じる。僕はゴルフを楽しんでいる人たちや、ゴルフをより敷居の低いものにして裾野を広げようとしている人たちに賛成だよ。もしそうすることが一般の人たちにとってよりよいことを意味するのなら、それは良いことだと思う。でも、今は二つの選択肢を用意することが話されていて、ひとつはプロのため、もう一つはアマチュアのため、ということも言われているけど、それはちょっとした混乱だよ。虫が詰まった缶のふたを開けるようなものだね。
◆アーニー・エルス
選手達をサポートするという我々のコミッショナーを信頼しなければいけない。管轄組織がしたいこと、やろうとしていることに対して反対するということだ。彼はツアーがあの問題に対してどういう立場を取るかということを非常に明確にした。世界中から様々なリアクションがあるだろうけど、少なくとも彼の主張の根拠とツアーの立ち位置は分かると思う。そうすることはとても大切なことだ。あとはUSGAとR&Aがどういう声明を出すか待つだけ。そこからの話だよ。