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新米パパのT.イメルマンに「育児体験」と「全米プロ」への意気込みを聞く
全米プロゴルフ選手権 事前
今週「全米プロゴルフ選手権」に出場する156人のうち、9人は今シーズンツアー初優勝を果たした選手たち。最新のチャンピオンは、「ジ・インターナショナル」を制したディーン・ウイルソン。もう1人は、最近パパになったばかりの南アフリカ期待の若手、トレバー・イメルマン。トレバー・イメルマンは、「シアリス・ウエスタン・オープン」で悲願の初優勝を果たした後、「全英オープン」に出場予定していたが急遽出場を辞退。7月18日にカーミニタ夫人との間に長男、ジェイコブ君が誕生。今週が「ウエスタン・オープン」以来の大会となった。父親業を心から楽しんでいるというイメルマンに「育児体験」と「全米プロ」への意気込みについて聞いてみた。
トレバー・イメルマン
「子供が生まれて以来、充実した毎日を送っています。オムツを替えたり、ミルクを上げてちゃんとゲップをさせたり、かなり生活が変わりましたが、私の母や姉妹に助けてもらったりしながら私も妻も子育てを楽しんでいます」
-「ちゃんと睡眠は取れていますか?」
トレバー・イメルマン
「昔よりは短くなりましたが、寝不足はないですね。先ほども言ったように、うちの母と姉妹、そして妻の3人体制なので、私は先週、全米プロに備えて余分に練習させてもらいました。感謝しています」
-「休んでいた間ゴルフはどんな部分を調整していましたか?」
トレバー・イメルマン
「基本的にいいリズムを崩さないように、練習をしていました。休みに入る前、キャリアで最高ともいえるゴルフをしていましたし、スコアも良かったので、そのままの状態を保つことが目標でした。そして再び楽しめるゴルフができるように準備すること。ゴルフが何よりも好きな私にとって、メジャーに戻ってこられて本当に嬉しいです」
-「復帰第1戦がメジャーというのは、何かと大変じゃないかと思うんですが、そのあたりはいかがですか?」
トレバー・イメルマン
「戻っていきなりメジャーというのは理想のシナリオじゃないかも知れませんが、そうなってしまったので仕方ありませんし、ここのセッティングは気に入ったので、特に気になる点はありません。フェアウェイとグリーンさえとらえられれば、問題ないですからねもしかしたら、5週間休んでいきなりメジャーというのが功を奏するかもしれません。それはともかく今から楽しみです」
-「全米プロは、4大メジャーの中で4番目という感がありましたが、ここ最近の盛り上がりや開催コースなどで、変わってきたと思いませんか?」
トレバー・イメルマン
「それは間違いないですね。全米プロは一年で最強のフィールドじゃないでしょうか?ワールドランキングでトップ100が招待されますからね。もちろん故障などで出られない人もいるかもしれませんが、一年で一番強豪が集まる大会だと思いますよ。優れたコースが舞台となる、素晴らしい大会。トロフィが一番大きいのもいいですね」
ワナメーカートロフィは重さが12キロほど。イメルマンの「全米プロゴルフ選手権」での自己ベストは、昨年の17位タイ。5週間もの休みの後、初戦がメジャーというのは望んでいなかったものの、予定外のことが新たな開拓への道につながることもあるだけに、悪くはないかもしれない。