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優勝スコアは8~12アンダー!?メダイナCCのヘッドプロに聞く「全米プロ」コース戦略
全米プロゴルフ選手権 事前
メダイナCCのヘッドプロ、マイク・スカリーに「全米プロゴルフ選手権」の舞台が大幅に改修された意図とプロセスについてインタビューした。
マイク・スカリー
「リース・ジョーンズが2002年に大々的な改修を行いましたが、タイガー対策の化粧直しと言っていいでしょう。バンカーは深くなっただけではなく、アゴまでのスロープがきつくなったので、メンバーだけではなくトッププロも手こずるでしょうね」
-「バックナインのホールについてお聞きしたいと思いますが、あなたは勝負は12番ホールから始まると言っていましたよね?」
マイク・スカリー
「ええ、12番は475ヤードのパー4で、バンカーはありませんが、ティショットはブラインドで、打ち上げとなります。過去数週間、コースを下見した選手は、みんな12番で苦労していましたし、優勝を左右するホールになると思います」
-「あなたはフィル・ミケルソンやタイガー・ウッズと一緒にコースを回っていますが、特に最終日のバックナインで、ドライバーを使って攻められるホールはどれくらいあると思いますか?」
マイク・スカリー
「そんなにはないでしょう。16番と18番では、多くの選手が3番ウッドや5番ウッドで刻むと思います」
-「17番は優れたパー3ですが、1999年の全米プロの時とは大きく姿が変わりましたよね?」
マイク・スカリー
「17番のグリーンは、1991年にヘール・アーウィンが勝った全米オープンの時と同じように、グリーンが湖のすぐ後ろに移動され、左奥にバンカーが設けられています。そして、オーガスタ・ナショナルの12番のように、右奥に向けて傾斜がついています。そして、右サイドの方が湖越えのキャリーが多くなるので、ドローが持ち球ならレフティーの選手が有利で、右打ちの選手はショートして湖に入れてしまうことも考えられます」
-「では、今週、メダイナでカギを握るショットとは何でしょうか?」
マイク・スカリー
「ドローボールですね。メダイナはドローで攻めるコースで、スティーブン・エイムスが言っていた通り、ショットの正確性が問われるレイアウトです。7561ヤードと距離のあるコースですが、飛ばし屋有利とは言えません。ボールを左右に打ち分けなければいけない点で、伝統的なコースです」
-「最後に、今週タイトルを獲得する選手と優勝スコアを予想してください」
マイク・スカリー
「優勝スコアは8アンダーから12アンダーの間、優勝するのは、タイガーかミケルソンのどちらかでしょうね」
-「手堅い予想ですが、あなたはルーク・ドナルドもお気に入りですよね?」
マイク・スカリー
「ドナルドとザック・ジョンソンは私の友人ですが、そのふたりがダークホースです」