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チーム・ミケルソン、究極のミッションとは!?

全米オープン

メジャータイトルを手にするまでの道のりは長く険しく、フィル・ミケルソンが毎回メジャーで優勝候補といわれるようになるには変わらなければならなかった。2003年、不調がつづいたミケルソンは、誰にも強要されることなく、彼自身のプレースタイルを改めて考えなおさなければならなかったのだ。2003年はドライバーショットに苦しみ、マスターズで6位に入った以外、メジャーでは優勝争いに絡めなかったミケルソンが、翌年2004年に生まれ変わる。フェアウェイをとらえる数が増えたことにより、アイアンショットのコントロールが安定。デーブ・ペルツとリック・スミスの指導のもと究極のプランに一歩ずつ近づいていくミケルソンは、コースを入念に下見することで、大事なパーセーブの方法を習得する。そんな新たな手法を身につけ、オーガスタにやってきたミケルソンは、ついにこの年マスターズを制覇する。

フィル・ミケルソン
「一人では成し遂げられなかった。優勝するためには、リック・スミス、デーブ・ペルツの指導やキャディのボーンのヘルプが必要だった。彼らは私がマスターズで最高のゴルフをするために準備万端でのぞめるように助けてくれた。また、デーブ・ぺルツに『安全に攻めた後、アグレッシブに打つことができる』と教わった。それを聞いてから、メジャーで以前よりも賢い判断をするようになった。それによってパーの数が増えたかもしれないが、同時にバーディチャンスも増えている」

ローラーコースターのようなゴルフは過去のこと、メジャー戦、最近9試合で3勝と生まれ変わったミケルソンは今大会も優勝候補の筆頭である。

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