今日の日本人選手/片山晋呉が21位タイと好発進! 今田竜二は57位タイ!
今日のタイガー/首位と3打差の1オーバー発進! 2日目は2メートル前後のパットがカギ!
2007年「全米オープン」、タイガー・ウッズは午前8時6分、1番ホールからスタート。初日、2日目の同伴競技者は昨年の「全米オープン」覇者のジェフ・オギルビー(オーストラリア)と、昨年全米アマチュアで優勝したアマチュア選手、リッチー・ラムジー(スコットランド)。
タイガーがスタートした朝は18度前後だった気温は、日中には23度前後まで気温が上昇。風は南南東からの方向から吹き、午後には1クラブ分ほども影響するような強さになっていた。前半は2バーディに対し、2ボギーでイーブンパーの「35」、バックナインは1バーディ、2ボギーで「36」。初日は1オーバー「71」で終了。トップを走るニック・ドハティとは3打差の5位タイで、残り3ラウンドを戦っていく。ドライバーで放ったタイガーの1番ティショットは左のラフ。2打目はグリーンサイドのバンカーに捕まってしまう。5メートルに寄せた3打目だったが、パーパットは入らずにボギースタート。距離の短い2番ホールでは4番アイアン→9番アイアンで5メートルのバーディチャンス。これをうまく沈めてスコアをイーブンパーに戻した。6番のパー3では7番アイアンでグリーンを捕らえて約6メートルのパットを入れて1アンダー。距離の長い8番パー3は初日288ヤードではなく261ヤードの設定となったが、タイガーは3番アイアンで左手前のバンカーに入れてしまう。うまく2メートルに寄せるがこのパットは右カップに蹴られてしまいボギー。
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難しい10番は2番アイアンでティショットを放つがミスショット。右のラフからはグリーンを狙うことができずに7番アイアンで出すだけ。3打目は5メートルにつけるがパーパットは入れることができずにボギー。後半唯一のパー5となる12番は、ティショット左のラフに捕まり3打目がグリーン左のバンカー。ここから絶妙のタッチでの寄せを見せるが、カップ付近でボールは止まらずにボギー。左からのアゲンストの風となっていた距離の短いパー4で、タイガーは果敢にワンオン狙いを試みる。風の影響もありグリーンには届かなかったものの、グリーン手前約25ヤード地点までティショットを運んだタイガーは、2打目をピンそばにつけてバーディを奪取する。最終18番ではティショットを右の深いラフに入れてしまいピンチを迎えるが、グリーン右手前から3打目をうまく寄せることに成功し、パーフィニッシュで初日のプレーを終えた。
昨日雨が降ったという事で、練習ラウンドでは選手を悩ませていた硬く早いグリーンが少し穏やかになった。フェアウェイの硬さに影響はなかったとタイガーは語り、第1日目のピン設定はやさしい位置にあったとも説明していたが、アンダーパーの選手は少なく忍耐力の試されるサバイバルトーナメントがスタートした。初日タイガーは、6ホールのみでドライバーを使用。また今シーズンずっと使用していた5番ウッドを抜いて2番アイアンを入れ、昨年の全英と同じようなロングアイアンでティショットを放つことも多かった。10番、11番、12番と3連続ホールでフェアウェイを外してしまい苦しいホールが続いたが、16番では2.5メートルのパーパットを沈め、17番では2打目を1メートルに寄せてバーディ。そして最終ホールでもパーセーブ。上がり3ホールを1アンダーで収め、明日のラウンドにつなげることができた。明日はグリーンが乾いて難しくなる午後スタートとなるが、どこまで2メートル前後のパーパットをねじ込んで流れをキープできるかが鍵となるはず。初日は4つのボギーのうち3つはバンカーからのパーセーブをできずにスコアを落としてしまったが、明日はこの点を改善できるかにも注目したい。
★ラウンドデータ
・スコア:71(35-36)1オーバー
・バーディ:3ホール
・パー:11ホール
・ボギー:4ホール
・フェアウェイキープ率:64.3%(14ホール中 9ホール)
・パーオン率: 61.1%(18ホール中 11ホール)
・パーオンしたときの平均パット数:1.727
・ラウンドパット数:30パット
1パットのホール:6回
2パットのホール:12回
3パットのホール:0回
・ドライバー飛距離(計測2ホール平均):298ヤード
計測ホール:7番307ヤード、15番289ヤード(3W使用)
・パー3:通算イーブンパー
・パー4:通算イーブンパー
・パー5:通算1オーバー
(解説:アンディー和田)