今日の片山晋呉/第1関門突破!狙うは自己ベスト27位以上、さらにトップ10フィニッシュ!
今日のタイガー/ドライバーは左右にブレたが、うまく凌いだ!これからが本当の戦いになる!
2日目のタイガーは午前10時34分にティオフ。ジョージア州オーガスタは晴天の一日だったが、午前中気温は上がらず、朝は7度。正午でも12度前後、午後2時ぐらいからはやっと17度近くまで暖かくなる。前日とは異なる南西からの風が吹く一日となった。
ティショットの安定度が低かったタイガー・ウッズは出入りの激しいゴルフを展開。4つのバーディを奪うことに成功したが、ボギーの数は6つ。2日目のスコアは2オーバー(39・35=74)、通算3オーバーのスコアは通算2アンダーのトップグループとは5打差の15位タイで週末の残り36ホールを行うことになる。
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スタートホールでは5メートルのパーパットを左に外しボギー。2日目の距離設定は217ヤードとなった4番パー3ではティショットを大きく右に外してしまいボギー。前日ボギーとしていた7番では、ティショットを左の林に打ち込んでしまう。2打目はグリーンの右、パトロンが集まる中に入ってしまいここもボギーとする。8番ではティショットを右に曲げながらも3打目をピン右の傾斜をうまく使いバーディとしスコアをひとつ戻す。9番では7番と同じように左の林に打ち込んでしまい、2打目は左打ちでフェアウェイに出すだけ。3オンも失敗してしまうが下りの難しいボギーパットをかろうじて沈めてフロントナインは3オーバーの「39」。
10番では上り13メートルほどの長いバーディパットを入れるが、全体で一番難しいとランクされる11番でボギーとする。12番のパー3は左サイドにピンが切られていて距離は141ヤードだったが、タイガーはここでティショットを右手前にショート。ボールは傾斜の影響で下り落ちてしまいクリークに捕まるトラブル。7メートルほどのパットをねじ込みダブルボギーは避けられたが、通算5オーバーまでスコアを落としてしまい予選通過ラインも心配される。左ドッグレッグの13番ではティショット時に小鳥にスイングの邪魔をされてしまうが、間一髪のタイミングでスイングを止めることができた。しかし、フェアウェイからのセカンドショットは右に擦り球となってしまいクリークにつかまるトラブル。これ以上スコアを落とせないタイガーは4打目をピン傍につけてパーセーブ。15番のパー5ではグリーン奥からの3打目を見事に寄せてバーディ、17番もフェアウェイからの高いショットはピン右5メートルにつけてバーディとした。
ホールアウトしたタイガーは「90をたたいてもおかしくなかった内容のゴルフをうまく74でまとめられたのでナイスだった。昨日は内容のいいラウンドを上がりで台無しにしてしまったが、今日は悪いプレーをうまく凌いでまだまだ圏内にいるだろう」と語っていた。
9番、12番、13番と簡単にダブルボギーになるような所をボギー、ボギー、パーとして凌いだ。ドライバーは右だけでなく、左にも曲がっているのでかなり心配だ。今年はフェアウェイが乾いた状況でランも出るので、明日からは3番ウッドをもっと多用してくると予想する。
週末の天気予報だが、明日は北西の風が強く吹き、最高気温は9度から11度ぐらい、日曜日は気温が15度ぐらいまで上がるが同じような北西の風が吹くとされている。優勝ラインはもしかするとイーブンパー、風が強く吹けばオーバーパーにもなりそうなサバイバルゲーム。一打の重み、メジャー競技での重圧を考えてもタイガーの現状は面白い位置といえるだろう。ムービングデーといわれる土曜日は、無理にスコアを伸ばそうとせずにオールドマンパーとの戦いになりそうだ。
★ラウンドデータ
・スコア:74(39-35)2オーバー(通算3オーバー)
・バーディ:4回
・パー:8回
・ボギー:6回
・フェアウェイキープ率:35.7%(14ホール中5ホール)
・パーオン率:50%(18ホール中9ホール)
・合計パット数:27
・パーオンしたときの平均パット数:1.50
・ドライバー距離(計測2ホール平均):287.5ヤード
・パー3:2オーバー
・パー4:2オーバー
・パー5:2アンダー
解説/アンディー和田