ニコラス・コルサートの戦績&プロフィール
2013年 ファーマーズ・インシュランスオープン
期間:01/24〜01/27 場所:トーレパインズGC(サウス、ノースコース)(カリフォルニア州)
N.コルサートがツアーメンバー初戦 予選は石川遼と同組に
欧州の大砲、ニコラス・コルサート(ベルギー)が24日(木)に開幕する「ファーマーズ・インシュランスオープン」で米国男子ツアーのメンバーとなってから初戦を迎える。カリフォルニア州のトーレパインズGCのサウス、ノースの両コースで行われる予選ラウンドでは今季2戦目を迎える石川遼、そしてジェイソン・デイ(オーストラリア)と同組となった。
主戦場としてきた欧州ツアーで通算2勝のコルサートは昨季、「全米オープン」と「ウィンダム選手権」で7位にランクイン。平均飛距離は318ヤードと欧州随一の飛距離を持つ30歳は、米ツアーでランキング125位以内相当の賞金を積み上げシード権を獲得した。
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昨年の「ライダーカップ」にベルギー人史上初めて欧州代表入りを果たし、団体戦でコンビを組んだリー・ウェストウッド(イングランド)とともにタイガー・ウッズ&スティーブ・ストリッカーのコンビを撃破し認知度は一層アップ。「あれからどこへ行っても、どのトーナメントへ行っても誰かがあの試合について、嬉しいことを言ってくれる」。
とはいえ、米ツアー挑戦のきっかけとなった一番の理由はその対抗戦ではない。「プロゴルファーであれば、誰しも最高の選手たちとプレーしたみたいはず。最も大きなフィールドでね。バスケットボールをしていれば、NBAでプレーしたいだろう。ゴルフは特にコースが重要。僕はそんなにたくさん(米国の)コースを見てきたわけじゃないけど、去年経験した限りは、本当に素晴らしかった。15歳の頃に戻ったような気分だったんだ」。そう期待に胸を膨らませている。
今季から石川と同じくキャロウェイと用具契約を新たに締結。「マスターズ」までの当面の間は米国でプレーするが、多くの選手たちとは違って、今のところ拠点を持つ予定はないとか。「いまはやることがほかにあるから。場所を探す時間は惜しい」。長年、欧州ツアーで各国を渡り歩いてきた。「ここ10年はスーツケースと人生を歩んできたんだ。それで最高に幸せだしね。この国はすごく大きいし、オファーもいっぱいある。自分が住みたいところを探すのは本当に難しいよ」。
そして、こちらも本格参戦一年目の石川は22日(火)、デイと試合2日前の練習ラウンドをともにして調整。「最高の組に入れてもらったので頑張りたい。(コルサートに)ドライバーで20ヤード、30ヤードはおいて行かれることもある。去年、アメリカでも一緒に回ってプレーも知っているので楽しみ」と初日を待ち望んでいた。