感情と、自らのゲームをコントロールするタイガー・ウッズ
タイガー主催イベントの対抗馬
米ツアーで活躍するピーター・ジェイコブセンが、自身主催の米ツアーイベントをオレゴン州ポートランドで開催する計画を持っているらしい。予定では全国ネットのテレビ中継で、スポンサーからは年間700万ドル提供の確約を取り付けており、また有名選手たちの反応も上々で出場に関しても好感触を得た。
これに関する米ツアーの反応はというと、有り難くもあり、有り難くもないということだ。ジェイコブセンは、このトーナメントをレイバーデイ(Labor Day:「労働者の日」9月の第1月曜日)の週に開催したいと考えており、来季から開催予定のタイガー・ウッズ基金主催米ツアーイベントの日程と重なってしまうのだ。
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タイガー・ウッズの名を冠したこの試合は、いま最も話題となっており、試合運営はタイガー・ウッズのマネジメントを行うIMGが行うことになっている。
ピーター・ジェイコブセン・プロダクションの社長、エド・エリス氏は「我々はIMGのような大きな組織ではないが、トーナメント開催は譲れない。試合運営に関してはIMGよりも上手くやる自信がある」と声を荒げた。
ジェイコブセンの試合のスポンサー候補としては、オレゴン州に本部を持つJeld-Wen Inc. というドアや窓の木枠などを製造する世界規模を誇る木工製品メーカーが挙がっていた。開催地はパンプキンリッジ、ザ・リザーブ、オレゴンGCのいずれかを予定していたという。
この代替案として、ジェイコブセンが長い間温めてきた2人組のチームイベントに、前出のJeld-Wen Inc. がタイトルスポンサーになることが予想されている。これはフレッドメイヤーチャレンジという名称のトーナメントだったが、今年8月に食料雑貨店のチェーン展開をしているフレッドメイヤーがスポンサー降板することになったからだ。
ピーター・ジェイコブセン
「これからもポートランドでの試合開催については尽力していきたい」
■ ピーター・ジェイコブセン
1954年3月4日生まれ。米国オレゴン州ポートランド出身。オレゴン大学卒業後、1976年にプロ転向。翌年のクオリファイングスクールで米ツアー参戦権を得、現在(2002年10月現在)までに米ツアーで6勝を挙げている。
Golfweek