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何度も勝ちを掴みかけたが…片山、オギルビーに惜敗

「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」の1回戦でトレバー・イメルマンを3&2で破って2回戦に進出した片山晋呉。この日は、世界ランキング8位のジェフ・オギルビーとの対戦で、06年以来となる2回戦突破を目指した。

前半をオールスクエアで折り返すと、12番、14番と片山が獲り、4ホールを残して2アップとリードする。この日のオギルビーはショットが不安定で、ドライバーを曲げる場面が目立ったが、15番でもオギルビーのショットは左の砂漠地帯に入ってしまう。一方の片山は、第1打をグリーン右サイドまで運んだが、2打目でグリーンを捉えたオギルビーに対し、短いバーディパットを外した片山は、このホールを分けとしてしまう。

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続く16番パー3では、ティショットをグリーン右に外した片山が、アプローチを寄せきれずにパーを逃すと、1オンしていたオギルビーをコンシードして1アップへ後退。続く17番でまたもやショットを左に曲げたオギルビーだが、そこから粘り強くパーを拾い、このホールも引き分けに持ち込んだ。

勝負を決めきれない片山から、徐々に流れはオギルビーに傾き始める。最終18番、「練習ラウンドの時は、ドライバーで入るかは入らないかだった」というフェアウェイ中央のクロスバンカーに、片山の3Wで放ったティショットが吸い込まれるように入ってしまうと、続く2打目をグリーン手前のブッシュに入れてアンプレヤブル。最終ホールでオギルビーに並ばれてしまう。サドンデスとなった1番で、今度は片山がティショットを右の砂漠地帯に入れて万事休す。アンプレヤブルとし、勝負は決した。

「しょうがないでしょう。あのティショット打った時点でダメですよ」と、さばさばとした表情の片山。「ゴルフの内容は全然良くなっていたし、これで負けたらしょうがないです」と手応えは掴んだものの、残り3ホールで2upを逆転されての敗戦に、マッチプレーの難しさと怖さが感じられた一戦だった。

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2009年 WGC アクセンチュアマッチプレー選手権



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