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ギャラリーのマナー違反問題

先週の「フェニックス・オープン」で会場から追い出されたギャラリーのマナー違反者は67人。昨年の「フェニックス・オープン」で報告されたギャラリーのマナー違反件数は719人だったことを考えれば、テロ以降の警備強化が功を奏しているように思える。

基本的にゴルフのギャラリーはパーに拍手をし、バーディを取れば一緒に喜び、時にはボールの妨げになる岩を動かしてくれてりまでするほど競技に協力的。しかし残念ながら中には身勝手なマナー違反をするものがいる。

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先週の「フェニックス・オープン」では16番で首位タイに並ぶ大事なバーディパットを打とうとしていたクリス・ディマルコに対して打つ瞬間にヤジを飛ばした者がいた。それでもバーディパットを決め、最終的には優勝したディマルコだったが、バーディパットの直後に警備に対してヤジを飛ばしたものを連れ出すよう命じていた。

今年のディマルコは大事なく済んだが、昨年同じ「フェニックス・オープン」でタイガーがパットを打とうとしていた背後から彼の頭めがけてオレンジが飛んできた。幸いオレンジはタイガーの耳元をかすめながらも彼にケガを負わせるようなことにはならなかったが、投げた人物はその場で逮捕された。

ショットを打つ瞬間にカメラのシャッターを切ったり、携帯電話が鳴ったりと、本来持ち込みが禁止されていることも破られている。さらにマナー違反も国対抗のマッチプレーなどになるとエスカレートし、99年のライダーカップではコリン・モンゴメリーがショットを打つたびにヤジを飛ばされ、ミスショットをすれば拍手されるといった屈辱を味わった。

結果はそのヤジに負けずマッチプレーを征したモンゴメリーが大きなガッツポーズをギャラリーに見せつけた。本来「紳士のスポーツ」であるゴルフ、そしてスポーツマンシップにのっとって行われるべき試合、ギャラリーの「質」がゴルフの向上の足を引っ張っている状況はなんとしても改善しなくてはならない。

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