いらない優勝賞品
タイ・トライオン「デビュー戦」の出来映えは?
タイ・トライオンのファースト・ティーは10番パー4(403ヤード)。1打目はラフにつかまり、2打目はバンカー、そしてパーセーブの2メートルのパットを外し、プロ最初のホールはボギースタートとなった。続く11番でも3番ウッドで放ったショットが右のラフにつかまり再びボギー。6番目のホールだった15番にさしかかった時点で、すでに3オーバーと厳しい洗礼を受けていた。そして17番目のホールで短いパーパットを再び外した時点でフラストレーションはピークに達していたと言う。
タイ・トライオン「17番目の8番ホールでパーパットを外した時は本当にイライラした。なんだか考え過ぎだったのか、自分らしいプレーが出来ていなかった。」
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初日のベストショットは16番パー3でのティショット。ピンに絡む絶好のバーディチャンスにつけたが、この短いバーディを沈められなかった。
タイ・トライオン「なんだかパットが全然駄目だった。早いグリーンに戸惑ったよ。」
前半9ホールで(43)とカップに尽く嫌われ、さらに返しのパットも入らないといったダブルボギーにも泣かされた。
タイ・トライオン「最初の9ホールは自分じゃないみたいに緊張してて、何も上手くいかなかった。後半に入ってやっとラウンドしながら会話もできるように少し緊張がほぐれて楽しむことができたんだ。」
13番目のホールとなった4番で初バーディ。6メートルのバーディパットがやっと決まった。これで調子づいたトライオンは、次のティショットをフェアウェイ真ん中に運ぶなど、続く4ホールをパーセーブ。最終ホールでは5メートルのバーディパットを沈め、前半とは別人のような(34)、通算6オアーバーでフィニッシュした。
タイ・トライオン「後半になってやっと自分らしいプレーができた。終わりよければ全てよし。前半の酷さを考えるとあれ以上悪くなることはないって開き直れた感じだよ。前半が悪くてギャラリーが離れていったんだ。そのおかげかな?緊張もほぐれて後半は良いプレーができた。バーディを奪ってからはまたギャラリーが集まってくれて、その時は嬉しかったな。正直、緊張の初日が終わってくれてほっとしているよ。」