有力選手が次々と辞退する中、帝王ジャック・ニクラスが米ツアー「フォード選手権」に参戦する。63歳の”ゴールデンベア”は昨年患った腰の痛みも回復。栄養士のアドバイスのもと、体重もかなり落として調子は絶好調だという。「マスターズ」参戦の判断材料として今回のフォード選手権に参戦したと囁かれているが真相はいかに。

ジャック・ニクラス
「フォード選手権はマスターズの予行練習じゃない。今回参戦しようと思ったのは、やっと元気になったからだ。昨年の健康状態が最悪で、まともなゴルフなんて出来なかった。オーガスタのみならず、他のトーナメントのことを考えても、まともなゴルフができるかどうか試したかった。だから、大好きなコースであるドラールを選択したんだ。またここは自宅からも近いしね。実際プレーしてみたら、2日間とも80を叩いちゃうかもしれないし、2日間とも65をマークするかもしれない。正直やってみないと分からないけど、65は言い過ぎかもしれない。栄養士のアドバイスで随分と身体は健康になったし。背中の痛みもかなり和らいだ。でも体が痩せたのは副産物なんだけど。63歳にもなって、米ツアーで優勝しようなんてさすがに思ってないけれど、自分が納得するプレーができるように頑張りたいし、何よりも楽しみたい」

ニクラスはマスターズに参戦するかどうかは、直前まで検討するとしている。

ジャック・ニクラス
「もちろん参戦したいよ。でも参戦するからには良いスコアを出したい。58歳の時は負傷していたのにも関わらず6位になれた。今は63歳だけど健康体なんだから、せめてあの時くらいの良いプレーはしたい」