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2012年 全米プロゴルフ選手権
期間:08/09〜08/12 場所:キアワアイランドリゾート(サウスカロライナ州)

1アンダーへ後退のタイガー「何もうまくいかなかった」

全米プロ3日目、トーナメントリーダーの1人としてプレーを開始したタイガー・ウッズはショットとパッティングに精彩を欠きスコアを落とした。1番、2番、3番と3ホール連続で惜しいバーディパットを決めることができなかったタイガーは4番、5番、7番でボギー。8番のパー3、2打目をグリーンに載せたところで雷がコースに近づいてきたということでプレーは中断。天候は回復せずに第3ラウンドの残りは明日、日曜日午前7時45分に再開、その後最終ラウンドはアウトとインに分かれ3人組でプレーすると発表されている。

36ホールを終えた時点でとトータル4アンダー、トップタイだったタイガーは通算1アンダーまでスコアを落とし5打差の11位タイと順位を落としている。

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中断後のタイガーのコメント:
「今日はスタートで苦しみました。 その後何もうまくいきませんでした。 明日の朝またがんばります。まだたくさんのホールが残っています」

初日、2日と左から右に曲がっていくフェードボールを多用していたタイガーのティショットは1番、4番、5番と左に外れてしまっていた。4番では左ラフからの2打目を強振してグリーンを狙ったがクラブフェースは閉じてしまい2オンならず。3打目のアプローチはグリーンまで届かずこのホールは4オン1パットのボギー。左から向かい風が吹いていた5番パー3(196ヤード)でタイガーは6番アイアンで右からのフックボールで左奥のピンを狙う。しかしボールは曲がり過ぎてしまいグリーン左のラフの中。ここからのアプローチはピン手前で止まってしまいパーセーブはできなかった。

7番パー5ではティショットを右のラフから少し外れた砂地エリアに止まる。 明日はラフでかなりつま先下がりのライからのショットは距離ができず右のラフへ。8番アイアンで打ったラフからの3打目はグリーン左の砂地エリアに飛んでしまいトラブルは続く。ここでもパーセーブができずに3つめのボギー。174ヤードという設定だった8番パー3では8番アイアンでグリーンを狙うがグリーン表面に30cm足らず右手前に下り落ちてしまう。2打目のアプローチはピンから手前2.5メートルという位置で止まった時点でプレーは中断になった。

今年サンフランシスコで行われた全米オープンで2日目を終えてトップタイのポジションで3日目にスコアを落としてしまったタイガーだが、今日の第3ラウンドも途中までは気合いが空回りするような感じでミスが重なった。ラフにいくとかなり深い所にボールが潜ってしまったり、7番では厄介な砂地のエリアにボールが止まるなど運も見方をしなかった事は事実だが全体的に空気が重いというか敏感になっているタイガーだったように見えた。

特に鍵になったのは3番のバーディチャンス。1.2メートルのパットだったがここで構えてからパターヘッドを始動するまでいつもよりも長い時間がかかっていた。ラインに迷いがあったのか周りの音が気になったのか真相は分からないがこのパットはカップの左を抜けてバーディは取れず。このあと4番、5番と連続ボギー。7番でもかなり苛立ちが目立つようになりパー5でボギーにしてしまった。

雷中断となってしまった大会3日目だが、これは悪い流れでスコアを落としていたタイガーにとって「恵み」のサンダーストームになったといえるだろう。明日の朝は仕切り直して残りの28ホールをプレーできる。 まずは再開後8番の2.5メートルのパーパットをしっかりと入れて勝負の流れ、「モメンタム」を掴んで欲しい。

★ラウンド データ
通算1アンダー(3日目は 3オーバー、8ホール2打目終了時に中断)
7ホール終了
・パー: 4ホール
・ボギー: 3ホール

・パー3: 1オーバー
・パー4: 1オーバー
・パー5: 1オーバー

・フェアウエーキープ率: 50% (6ホール中 3ホール)
・パーオン率: 50% (8ホール中 4ホール)
・合計パット数: 13パット
・1パットホール:1回

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