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2012年 マスターズ
期間:04/05〜04/08 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)

松山英樹が上々の滑り出し「落ち着いて」

2012年の海外メジャー初戦「マスターズ」が5日、ジョージア州のオーガスタナショナルGCで開幕。アマチュアとして2年連続の出場を果たした松山英樹は初日3バーディ、2ボギーの「71」をマークして1アンダーの14位タイと上々のスタート切った。

ティオフ直前まで、松山の内心は少しの緊張よりも不安が支配していた。朝の練習場からドライバーショットがまとまらない。しかし1年ぶりのオーガスタでの第1打は、会心の当たりを見せ、フェアウェイをキープ。「やっと真っ直ぐ行った」と胸をなでおろすと、続く第2打はピン右2メートルにピタリ。「まさかバーディでスタートできると思わなかった」と最高の滑り出しを見せた。

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3パットをたたいた3番をボギーとするが、折り返しの9番、第2打はカップをかすめるスーパーショットでバーディを奪い返す。「ドライバーが曲がりそうで怖かった。7、8番くらいから」と話しながらも、1アンダーで突入した後半は難度の高い10番からの3ホールをパーで切り抜けた。17番では残り157ヤードの第2打を9番アイアンでピンそば50センチにつけてバーディ。最終18番の第2打をグリーン右のギャラリーゾーンに打ち込みボギーフィニッシュとなったが、上位発進に見事成功した。

それでもラウンド後は「ロングでバーディが一個も無いんじゃ話にならない」とスコアを伸ばせなかった4つのパー5でのプレーを反省。いずれも3打目でピンに絡められず、チャンスを作れなかった。「もう少し伸ばせたかな、というところもある」と、浮かれる様子は微塵も無い。

予選ラウンド2日間は、このマスターズを77年、81年と2度制しているトム・ワトソンと同組でプレー。笑顔を絶やさない62歳の名手に「お父さんは何歳だ?」と話しかけられ、東北福祉大のエンブレムを指差されては「これは何のマーク?」とたずねられた。ラウンドは真剣さの中にもなごやかな雰囲気が流れ、ホールアウト直後には「グッドプレー!」。それでも毎ホールで大歓声を浴びる大先輩の姿に「あれくらい人気をとれるように頑張りたい」と、ゴルファーとしての将来像も頭に描いた。

今大会に出場している6人のアマチュア勢の中ではパトリック・カントレーと並んでトップタイ。2年連続のローアマ獲得、そして来年度大会の出場権を獲得できる16位以内という当初からの目標へも好位置だ。だが「そんなに上手くいけば、簡単に優勝できる」と余計な皮算用はしない。「落ち着いてプレーしたい」と、真摯にコースと向き合っていく。(ジョージア州オーガスタ/桂川洋一)

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