P.ミケルソンの戦績・プロフィールなど
2012年 ファーマーズ・インシュランスオープン
期間:01/26〜01/29 場所:トーレパインズGC(サウス、ノースコース)(カリフォルニア州)
P.ミケルソン 昨年のリベンジで王座奪還を狙う
米国男子ツアーの今季第4戦「ファーマーズ・インシュランスオープン」は26日(木)から29日(日)までの4日間、カリフォルニア州トーレパインズGCで開催。昨年大会で惜しくも2位となったフィル・ミケルソンには2001年以来の大会制覇がかかる。
前身の「ビュイック・インビテーショナル」から、同大会で通算3勝をマークしているミケルソン。出身のサンディエゴにある同コースでは、タイガー・ウッズの通算6勝(2008年の全米オープンは除く)に次いで大会史上2位の記録を保持している。タイガーは今週、欧州ツアー「アブダビHSBC選手権」参戦のため、結果からいえば今年のフィールドで最もコースとの相性が良い男といっても過言ではない。
<< 下に続く >>
昨年大会は、トップタイで迎えた最終日にバッバ・ワトソンに逆転を許し1打差で2位。しかしその敗戦が決まった“ラストシーン”は印象深いものだった。2打ビハインドで迎えた最終18番(パー5)の第3打。残りは70ヤード以上あったが、レフティはキャディの“ボーン”をグリーンへと走らせ、ボールがカップインする確率を高めるためにピンフラッグを抜かせた。
チップインイーグルを奪えばプレーオフ突入、という奇跡の青写真を描いたショットは、ピンそばで止まり、勝負が決まったが、最後まで勝利への望みを捨てなかったミケルソンに、ギャラリースタンドから大きな歓声が降り注いだのは言うまでもない。
「去年は惜しかった。でも最後までチャンスがあったから、楽しかったんだ。勝つことはもちろんだけれど、勝てる可能性を持ってプレーすることが何より楽しい」。昨年はシーズン1勝にとどまったが「充実したオフをすごして、自分が思うようなレベルには状態を持ってきたつもりだ」とリベンジへの思いを強く胸に刻んでいる。(カリフォルニア州サンディエゴ/桂川洋一)