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2010年 全英オープン
期間:07/15〜07/18 場所:セントアンドリュース(スコットランド)

日本勢で初日アンダーパーは遼、谷口、宮瀬の3人のみ!

男子メジャー第3戦「全英オープン」の初日、リンクスコースとは思えないような風が穏やかな1日になり、多くの選手がスコアをのばした。午後になって風が強くなるなどスタート時間での条件に違うはあるものの、日本勢9人の中でもっともスコアが良かったのは4アンダー17位タイの石川遼だった。

次に良かったのは2アンダー45位タイの谷口徹。5番パー5でイーグルを奪い、続く6番もバーディ。一気にスコアを伸ばし、その後もパーセーブを繰り返すと14番でもバーディを奪い4アンダーへ。しかし、15番、17番とボギーを叩き2アンダーに後退してホールアウトした。

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谷口徹
「やっぱりパター変えたのが大きいでしょ。10年来の相棒を変えたんだよ。今週からスコッティキャメロンのピンタイプを使っていて、芝目に負けず、タッチも良い感じだね。(18番も30ヤード位のアプローチをパターで寄せて)ダテに全英来てねえなってね。最後入れば良かったけど」。

そして、前半の4番、5番で連続バーディを奪ったのが宮瀬博文。8番でボギーを叩くがすぐに9番でバーディを取り返した。後半もバンカーが点在して難易度の高い13番、14番でボギーを叩くが、15番パー3でバーディを奪い1アンダーの59位タイに踏みとどまった。

宮瀬博文
「今日は良い感じのゴルフが出来ました。8番位から風が吹いたけど、でも半分でも風無しでやれたのはラッキーでした。ドライバー、ティショットが良かったです」。

初日は73名の選手がアンダーパーでラウンドしたため、イーブンパーの池田勇太は現時点で予選カットラインを下回る74位タイ。2日目に順位を上げなければならない状況となった。海外メジャー初挑戦の薗田峻輔は「スタートが緊張した」と言うように1番で3パットでのボギーを叩き、4番もボギー。しかし、その後は立ち直ってすべてパープレー。小田孔明と並び、2オーバーの117位タイとなっている。

日本人選手で最もスタート時間が遅かった藤田寛之は、スタートの1番でバーディを奪うが、4番からは風の影響もありショットの正確性に欠いた。3連続ボギーを叩くと、10番、11番もボギー。3オーバーの127位タイと予選通過には苦しい状況となった。

藤田寛之
「自分のショットは悪い状態だと言っていて、その中で良く3オーバーで回れたけど、ここにきてこういうショットはちょっと場違いだなという感じ。結果がすべてなので、自分の実力のとしか言いようがないんだけど。ショットの精度とか、5年前と同じ事を感じているのが嫌ですね。限界なのかな。予選通っても50位くらいで終わっちゃう、自分がそれくらいの選手なのかなと感じざるを得ないですね」。

そして、薗田同様全英初挑戦を迎えたのが宮本勝昌だった。国内ツアー8勝を挙げている宮本だが、以外にも海外メジャー自体が初めて。前半は2番でボギーを叩くと、9番ではティショットが深いラフに入りアンプレアブルを行うがパーをセーブ。しかし、12番でトリプルボギーを叩くと、16番でもダブルボギー。終盤に15番、そして最終18番と2つのバーディを奪ったが、5オーバーは142位タイとなっている。

宮本勝昌
「最初のうちはセーフティに攻めて行く感じはあったけど、ちょっとずつバーディが欲しくなって、そうしたら悪い方に出てしまった。12番は左ブッシュでアンプレして、グリーン奥に外して3パットして・・・。調子が良かったので、そういう意味で悔しいですね」。

142位タイでも、まだ予選通過を諦めることはない。天候の変わりやすいリンクスコースでは、何が起こるかまったく想像がつかないからだ。現時点のカットラインは1アンダーとなっているが、2日目に予報通り雨が降り、さらに風が吹き始めたら我慢比べとなる。9人の日本人選手中、何人が決勝ラウンドに進出できるのか、彼らの踏ん張りに期待が集まる。

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