連覇の雄叫びの心拍数は150回/分 マキロイのウェアラブルデバイスが計測
◇メジャー第1戦◇マスターズ 最終日(12日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7565yd(パー72)
史上4人目の連覇を遂げたロリー・マキロイ(北アイルランド)のマスターズ期間中の体内データが明らかになった。PGAツアーの選手をはじめ、多くのアスリートが使用するウェアラブルデバイス「WHOOP(ウープ)」が記録した数値を、米メディア「Men's Journal」が報じた。
マキロイが右手首に巻いたバンド型の機器・WHOOPは、24時間、体に装着することで血液の流れや睡眠の量と質、心身にかかるストレスなどを計測する。最終日の心拍数は優勝が決まった直後に最高値の150回/分に達したという。
健康な成人の心拍数は安静時で60~100回/分が一般的と言われている。マキロイは後続に2打差をつけて迎えた最終18番で、1Wショットを右サイドの林に曲げた。その瞬間に135回/分に上昇したものの、グリーン近くを狙った2打目の前には121回/分まで落ち着きを取り戻していた。
ダブルボギーにするとスコッティ・シェフラーとのプレーオフという状況でバンカーからの3打目を確実にグリーンにのせた。表情は平然としていながら、鼓動は136回/分に再上昇していた。勝利を確信したのか、パーパット時は117回/分、20cmほどのウィニングパットを打つときには105回/分まで下がった。
WHOOPは心血管系と筋肉にかかる負荷を分析したStrain(ストレイン)という項目で、心身にかかるストレス量を0~21の数値で表す。大きいほど負荷がかかり、マキロイは2位と6打あったリードを失った3日目に16.8のピークに達した。14~17は4段階のうち2番目に疲労度が大きい「高レベル」としている。
極限の緊張感は毎日8時間半以上の睡眠をとることでカバーした。その日のパフォーマンスに寄与するRecovery(回復)スコアは初日から89%、79%、94%、87%と高いレベルで安定。優勝翌日の月曜日は7%と劇的に落ち込んだ。溜まりに溜まった疲労はもちろん、勝利の美酒にだいぶ酔いしれたのかもしれない…。