タイガー・ウッズが単独首位!/エミレーツオーストラリアンオープン 2日目
ビジェイ最高の1年と2000年のタイガーを比較
最終戦「ツアー選手権」54ホールが終わった時点で首位に11打差と大きく遅れていたビジェイ・シン。しかし今季何度も見せたチャージを最終日にやってのけ、フロントナインを30で折り返し、15番ではイーグル・チャンス。わずかにショートしたイーグルパットが入っていれば首位に2打差と迫る勢いだった。
ビジェイ・シン
「勝てていたら快挙の10勝目だったから最高だったね。でも9勝でも十分満足ですよ。年間10勝というのは夢の記録ですからね。だから50年以上も誰も達成できていないんです。そう容易く手が届いてしまってはいけないものなんですよ」
すべてが思い通りに動いた2004年。参戦すれば勝つといったような状態が続き、ビジェイ本人もすべてのショットが思うように打てたゾーンに自分が入ったことが、いまでも信じられないという。
ビジェイ・シン
「ディズニーの翌週も勝てるとは思っていませんでしたね。ただ、ジェットコースターに乗ったような感じで勢いがどんどんついて、気がつけば全て自分が願うようになっていた。何が効いたのか分かりませんが、とにかく全てが完璧でしたね」
唯一の問題はこの素晴らしいシーズンを上回る活躍が果たして来季のビジェイにできるかどうか。シーズンが終わり、短いながらも休暇に入ることでビジェイの勢いが止まってしまったりはしないだろうか?
ビジェイ・シン
「オフシーズンに入ってもいつも通りの筋トレや練習は続けるし、今年の成果は特別なことをして得たものではなく、長年続けてきたルーティンの練習やワークアウトの結果です。ですから休み中もルーティンは続けるし、来季スタート前には十分準備はしますから、同じことを繰り返すだけです」
2000年のタイガー・ウッズと2004年のビジェイ・シン
タイガー・ウッズ/ビジェイ・シン
優勝回数:9回/9回
獲得賞金:910万ドル/1,090万ドル
1ラウンドで:127,615ドル/97,501ドル
1ホールで:6,716ドル/5,416ドル
1バーディで:24,567ドル/22,159ドル
1パットで:4,436ドル/3,334ドル