スチュアート・アップルビー「悲劇」からの完全復活
ペイン・スチュアート5周忌 「みんなペインの意思を継いでいる」
5年前の10月25日、ゴルフ界は才能に溢れ情熱的な仲間を失った。しかしペイン・スチュアートが残した偉業は今も語り継がれ、また彼が唱えてきたゴルフへの情熱は仲間たちによって受け継がれている。
ゴルフ界が偉大なる英雄を失った飛行機事故から早5年が経った。日曜日、フロリダ州オーランドに友人やゴルフ界の仲間が集まり、ペインを偲ぶ会が開かれた。翌月曜日にはグラン・サイプラスでペイン・スチュアート・メモリアル・ゴルフクラシックが開催された。
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リー・ジャンセン
「ペインが居たら最高に楽しんでいただろうな。みんなペインの意思を継いで楽しくにぎやかにゴルフをエンジョイしているよ。昨日の偲ぶ会もみんなでペインがやってのけた様々なことを話しながら盛りあがったんだ。もし昨日ペインが居たら、たくさんの悪ふざけで笑わせてくれたり、ハーモニカを演奏してくれたりして盛り上げていただろうね」
ジョン・クック
「あいつはしんみりしたのは嫌いだからね。大騒ぎして欲しいと思っているはず。あいつはいつも全員が楽しんでいるかどうか、気を使っていたからね」
スチュアート・アップルビー
「他のスポーツ界からも大勢が集まってるよ。盛大に楽しむ、ペインが望んでいることだ」
記念大会にはペインの息子も参加。父親譲りの類稀な運動能力で見事なティショットをフェアウェイど真ん中に放つと、楽々5メートル級のバーディパットを沈めてみせた。またペインのキャディ、マイク・ヒックスはハンチングに「ニッカポッカ」というペインの定番スタイルで参加。大会のありとあらゆる所でペインの面影が顔を覗かせていた。
トム・レーマン
「今日だけでなく、様々な場面でペインを思い出しては淋しい気持ちになる。今日も改めてペインがいかに大きな存在だったか再認識したよ」
またこのイベントではペインが始めたチャリティー精神も受け継がれていた。大会そのものでも多くの寄付金を集めているが、ペインの良き友人であるリー・ジャンセンは大会の朝にクリニックを開催。すべての収益金は地元オーランドのチャリティ団体に寄付された。
トレイシー・スチュアート(ペイン氏の未亡人)
「ペインが喜んでいる顔が目に浮かびます。にぎやかにパーティーをして、また彼が大好きなゴルフの大会を友人達が集まってやってくれて、本当に喜んでいると思います。ありがたいことです」