背中を痛めているジム・フューリックの様態は!?
フューリック、全米欠場も全英はOK!
昨年の全米オープンチャンピオンのジム・フューリックは、3月22日に左手首軟骨の治療のために手術を受けた。彼曰く、おそらく7月1日から4日のPGAツアーには復帰出来そうだということだ。ぶり返しがなければ、遅くても7月15日から18日に行われる全英オープンには出場できる見通し。しかし、これは彼がシネコック・ヒルズでの全米タイトルを守れないことを意味する。
6月初旬の時点では、全米オープン出場にも10%の可能性が残っていた。同時に、ESPNの全米第1、2ラウンドの解説者としての仕事も検討中だった。しかし、復帰が近いことを意識すればするほど、テレビでの仕事は彼のタイムテーブルを狂わせる可能性があった。
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フューリックは、手の専門家の治療を受けるためフロリダ州ジャクソンヴィルに週3、4日通い、自宅でもリハビリを続けてきた。5月の2週目からチップとパットの練習を開始し、5月の終わりから4日に1日の休憩をはさんでボールを打ち始めた。その後はサンド・ウェッジからドライバーに移り、5月30日に4ホールをプレーした。フューリックはマイペースで調子を整えていた。
治療中はマスターズを除いてほとんどゴルフは見なかった。フロリダのポンテ・ヴェドラ・ビーチ(彼の妻と二人の子供の出身地)で過ごしていたそうだ。「辛抱強く我慢して、家族と楽しんでるよ」とフューリック。「カムバックを楽しみにしているから、少し変な感じもするんだ。だけど今はこれを受け入れている。復帰する前に100%のコンディションにしておきたい。腕がなまるかもしれない。何しろ12月から2回しか大会でプレイしていないから。あまり無理はできない。そのうち取り戻すよ。自分のゲームもいずれ戻ってくるだろう」
フューリックは昨年のオリンピア・フィールドで得た全米タイトルを守るためにコンディションを整えていた。それにはシンプルな動機があった。今年の全米で最初のティーに立っていることだった。「全米オープン後、15回ほどスタートがあったが、今年の全米オープンが一番特別な機会になるだろうと思っていたんだ」と、フューリックは言う。「絶対に出られないとは言わないが、無理かもしれない。残念だけど、それでもトロフィーに彫りこまれた名前が消されるということはないからね」
Golfweek