佐渡充高が簡単解説!初めてのPGAツアー【第二十八回】
PGAツアー「ザ・プレーヤーズ選手権」プレビュー
昨年は「ベイヒル」4連覇という勢いに乗って「ザ・プレーヤーズ選手権」入りしたタイガーだが、今年は過去最悪の「ベイヒル」でのスコアを引きずって準メジャー入りとなってしまった。
タイガー・ウッズ
「今年初めてトップ10から漏れた。先週までは誰もが僕の好調ぶりを疑わなかったはずだ。いつものことだが、僕は自分のベストを尽くしているんだ」
タイガーがベストを尽くして挑むコース、TPCアット・ソーグラスのコンディションはいままでにないほど厳しい状態に整っている。
ローレン・ロバーツ
「こんなすごいコンディションは見たことがないよ。硬くて早いし、絡みつく深いラフがすごいね。入れたら最後、出すだけだよ。全米オープン開催コースを含めてもこんなに難易度の高いコースはない」
フレッド・ファンク
「ラフにクラブの動きを完全に封じられちゃう。まるで糊がついたみたいに絡まって振り抜けない。水の中でスウィングしているみたいにラフに押し戻されちゃうんだ」
また珍しく天候も良好でコース・コンディションに貢献。コースのセッティングを大会側が思ったとおりの状態にしている。あまりのコンディションのため、優勝者のスコアも一桁アンダーパーに留まるだろうといわれている。
今年は、タイガーを始め29名のメジャー・チャンピオン、また10名の「ザ・プレーヤーズ選手権」歴代チャンピオン、そして世界ゴルフランキングのTOP50中49名が参戦。そしてなんと、賞金総額がPGAツアー史上最高額の750万ドルに跳ね上がった。正式な発表は火曜日に行われたが、すでに月曜日の夜には情報が漏れ出していた。
また毎年恒例のキャディたちによる17番パー3のニヤピンコンテストが今年も水曜日に開催される。いままでは選手達から集めた賭け金を、ニヤピンに勝ったキャディがもらっていたが、今年は全額が「ドライビング・フォー・ライフ」、トム・ワトソンとキャディのブルース・エドワーズが始めたALS撲滅基金に寄付されことになった。