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ミケルソン「好調の秘訣」はTOPシークレット

フォード社の広告塔だからというだけでなく、その好調ぶりから期待がかかるフィル・ミケルソン。しかしその好調ぶりはTOPシークレットだという。

フィル・ミケルソン
「お教えしたいのですが、できません」

昨年11月からミケルソンは、デーブ・ペルツと二人三脚でスウィングの改善を行い、その努力がついに実ってきている。

デイブ・ペルツ
「僕も他言無用だと言われているんだ。僕がしゃべっちゃったら、殺されるね(笑)。簡単に言うと、僕らはある作戦を一緒に遂行しようとしてるんだ。でも僕はプランを立てるだけ、設計者だね。実際にそれを形にするアーティストはフィルなんだ。目的はただひとつ。ボールを確実にフェアウェイに置くことだ」

スタッツを見てみると、2人の作戦が確実に成功していることが分かる。03年シーズンと現在を比較すると、ドライビング・ディスタンスでは03年が306.0に対して今年は290.0と減ってしまったが、ファウェイキープ率は03年が49%だったのに対し、現在は66.8%にまで増えている。結果、総合的なティショットのPGAツアーランキングで、03年では95位タイと落ち込んでいたのに対し、現在は8位タイとトップ10に返り咲いている。飛距離が減った要因のひとつとしてボールがプロV1xの使用を止めたこともあるが、新しいスウィングでショットの正確度がかなり高まっている。

フィル・ミケルソン
「僕は残り150ヤードという場面でミスすることが多かったんだ。しかし確実にフェアウェイをとらえられていれば、残り150ヤードで攻めのショットを打つ好チャンスが得られるんだ。これが僕の戦略なんだよ。今年の西海岸での試合はどれも安定したショットでフェアウェイをとらえ、自分に残り150ヤード地点からのチャンスを作ったんだ」

デイブ・ペルツ
「フィルはフェアウェイからであれば、確実にピンを狙えるショートゲームの技術を持っているんだ。だからまずはフェアウェイキープなんだよ。あとはパットが乗ってくれば、バーディ・ラッシュは確実さ」

フィル・ミケルソン
「今季は出だしから好調だと言われているけど、僕は週を追うごとに上達している気がする。フェアウェイをキープし、150ヤードからのアプローチを決めて、パットも良くなっている。いまのところ、最下位が7位と好調だ。でも5回の優勝チャンスがあったけど、実際に勝てたのは20%だけだったから、もっと勝って行きたいね」

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