ジェイソン・ゴアが今年6月の「全米オープン」で大活躍したことは記憶に新しい。ゴアは最終日を最終組で周るなど、一躍脚光を浴びた選手。そのゴアは「全米オープン」最終日に「84」を叩いたものの、その後ネーションワイドツアーで3試合連続優勝。PGAツアー昇格後、わずか4試合目の「84ランバー・クラシック」でツアー初優勝を達成している。

－「6月の全米オープンの時、あなたはコースに向うとカーステレオを盗まれ、ある量販店が新しいカーステレオを取りつけてくれたそうですね。あれからあなたは100万ドル以上を稼いだのであのカーステレオは返した方がいいんじゃですか？」

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ゴア
「いいえ、あれは幸運のお守りみたいなものですから手放せません。新しいものを買って返すのであればそうしますけどね」

－「私達は不利と言われる選手やロングヒッターを応援したくなります。また、あなたが愛されている理由はファンが極普通の人間に見えるあなたを、自分の姿にたぶらせるからではないでしょうか？」

ゴア
「それはあるかもしれませんね。私も他の人々と同じように自分の好きなことを、とことん楽しんでいます。ツアープロとして、また仕事でゴルフをプレーしているとはいえ、私はゴルフで競い合うことが大好きなんです」

－「そしてファンはあなたの恰幅の良さに愛着を覚えているかもしれません。そんなあなたが減量に励み、来年始めまでにチャールズ・ハウエルIIIのようにスリムに変身することはないんでしょうか？」

ゴア
「それはないでしょう（笑）断言しておきます。多少体重を落とすことはあるかもしれませんがハウエルのようにはなりませんよ」

－「あなたの優勝に対しピッツバーグ郊外での反応はどうでしたか？」

ゴア
「大々的に取り上げてくれたので嬉しかったですね。私の母はピッツバーグ生まれですし、兄弟も現在ピッツバーグに住んでいます。自分もペンシルベニア西部出身みたいに感じますね。みんな私のことを温かく迎えてくれたので、優勝でき格別な気持ちでした。」

－「これから取材などが増え忙しくなるとは思いますがプライベートな時間が減ってしまったり、プライバシーが侵害されるのではといった心配はありませんか？」

ゴア
「今後どうなるんだろうと考えたこともありましたが、私は別に隠すことなんてありませんし、自分らしく生きるだけです。優勝したからといって人間が変わることなんてないと思います。これからも肩を張らずに今までみたいにずっとゴルフを楽しみたいですね」