松山英樹は日本時間11日午後11時18分ティオフ ザラトリス&トーマスと同組
2024年 マスターズ
期間:04/11〜04/14 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)
マキロイは10度目のグランドスラム挑戦 名伯楽の“セカンドオピニオン”効果は
◇メジャー第1戦◇マスターズ 事前(9日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7555 yd(パー72)
ロリー・マキロイ(北アイルランド)にとって16度目の「マスターズ」は、キャリアグランドスラムへ10度目の挑戦でもある。2014年にメジャー3タイトル目となる「全英オープン」を制し、王手をかけてから10年。「僕は年間で25試合ほどプレーするけど、ほかの週と違うことをやろうとしても意味はないと思う」と普段通りを強調する。
<< 下に続く >>
直近3大会で2年前には2位と頂点に迫った一方、残る2大会は予選落ち。同じ日に公式会見に臨んだタイガー・ウッズは「ロリーはいつか必ずやり遂げる。グリーンジャケットをつかむはずだ」と話し、自身に続く6人目の偉業達成は“時間の問題”であるとした。
伝え聞いたマキロイは“お世辞”として冷静に反応しつつ、「このゲームをプレーした史上最高の選手からそういった言葉をもらえるのは光栄だし、うれしいこと。僕自身、できる可能性があることは分かっている」とも言った。
ことしに入ってDPワールドツアー(欧州ツアー)での優勝はあったが、PGAツアーでは不本意な成績が続いていた。首位発進しながら19位に終わった「ザ・プレーヤーズ選手権」後にはネバダ州ラスベガスへ。同地に拠点を置く名コーチ、ブッチ・ハーモンのもとを訪れたという。アイアンのミスに悩まされる中で「明らかに何かが欠けていると思った。セカンドオピニオンが欲しかったんだ」
前週「バレロテキサスオープン」で3位フィニッシュ。グリーンを狙うショットのスコア貢献度を示す「ストロークゲインド・アプローチ・トゥ・グリーン」も3位。シーズントータルで62位のスタッツに改善傾向がみられた。
「まず、スイングを見てもらう前にひざを突き合わせて45分ほど話したよ。彼はスイングコーチでもあり、ある種の心理学者でもある。今回の訪問は技術的な部分において非常に有益だった。先週、ストロークゲインド・アプローチの数字が向上していた。それこそ、僕がやりたかったことだから」
世界中のゴルフファンの期待を背負って臨む大一番。「最初のティショットから勝とうとしてはいけない。72ホールの戦いだ。忍耐強く、規律正しく、ゲームプランを守ること。僕が何年にもわたってこのトーナメントで本当に学ぼうとしていることだ」と闘志を胸に秘めた。