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2024年 ザ・プレーヤーズ選手権
期間:03/14〜03/17 場所:TPCソーグラス ザ・プレーヤーズ・スタジアムコース(フロリダ州)

“マツヤマ級”第5のメジャーデビュー 久常涼は終盤失速も2アンダー発進

◇米国男子◇ザ・プレーヤーズ選手権 初日(14日)◇TPCソーグラス ザ・プレーヤーズ・スタジアムコース(フロリダ州)◇7252yd(パー72)

終盤17番(パー3)で3パットボギー、ティショットを右に曲げた18番もまた3パットで今度はダブルボギーにした。「それで台無しにしました」と上がりを嘆いたが、堂々のスタートに変わりはない。久常涼は初出場の初日にして6つのバーディを奪う猛攻で「70」。2アンダー暫定37位で滑り出した。

4月に「マスターズ」(ジョージア州オーガスタナショナルGC)を控えた21歳は、“第5のメジャー”の舞台に上がっても「(スタートは)緊張感はなく、良い感じでプレーできていた」とたくましい。序盤2番(パー5)、つま先上がりになるフェアウェイ右サイドからグリーンセンターに2オンしてバーディを先行。4番で右奥の狭いエリアに立つピンを攻め、2mのチャンスを生かして2つ目を決めた。

1Wショットを右ラフに突っ込み、2打目でレイアップを強いられた7番で初めてフェアウェイキープとパーオンに失敗した。最初のボギーで流れが心配になったところで、3打目をグリーン奥に外した9番(パー5)で6mのパットを沈めてパーセーブ。バンカーから1mに寄せた後半11番(パー5)からは2連続バーディとした。

14番を終えて同伴競技者の2人がともに2オーバー。組全体のムードが沈みがちなところで、ピカイチのショットが飛び出した。1Wでフェアウェイに置いた15番、残り145ydからPWでの2打目を右からの風に乗せてピンそば1mにピタリ。次のホールの2連続バーディにもつなげた。「16ホールは結構、冷静にプレーできて、 良いところにしっかり打てたと思う」という納得の出来で、終盤までプレーした。

これまでPGAツアーで優勝した5人の日本人のうち、本大会初出場時の第1ラウンド最少スコアは松山英樹(2014年)の「70」だった。会場が現在のTPCソーグラスに移った1982年に初めてプレーした青木功は「73」。1998年の丸山茂樹が「74」、2006年の今田竜二は「73」、18年の小平智も「74」とオーバーパーだった。

リーダーボードの上位にいた時間が長かったからこそ、「やっぱり緊張してきたところで噛み合わなかったというか、最後の2ホールに出てしまった」と悔しがる。「このコースで気持ちを切らすと、やっぱりボギー、ダボになる。冷静にプレーできれば」。早い段階で身も心も引き締まった。(フロリダ州ポンテベドラビーチ/桂川洋一)

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